能代市風の松原植物調査


エビヅル(蝦蔓) (ブドウ科) ツル性木本で雌雄異株。


エビヅルは丘陵から山地や林内に生る。樹形は落葉つる性木本で、巻きひげで他物に絡みつく。
枝は、本年枝は細く初め、くも毛がある。

葉は互生で、葉身は巻きひげで他の木にからみつく。
葉は長さ幅とも5〜15cmの卵形〜広卵状三角形。普通3〜5浅裂又は中裂し、縁にはまばらに浅い鋸歯がある。
基部は深いハート形。表面には赤褐色の綿毛がある。葉の裏や葉柄などは落葉するまで綿毛が残る。
特に葉の裏にはビロード状に綿毛が残っているので、同定は比較的容易。葉柄は2.5cm〜8cm。

葉と対生して6〜12cmの円錐花序を出し、淡黄緑色の小さな花を蜜に開く。
花弁は開花と同時に落ちる。両性花の花序は雄花序より小型で花はまばらにつく。
雄花の雄しべは長く両性花の雄しべは短い。

果実は径5ミリの球形で黒く熟し、食べられる。果実は美味しい。

花期6〜8月。北海道にないだけ。北海道にないだけ。



01.11年09月10日 エビヅル 松の木に絡んで成長。風の松原内に沢山のあります。




02.11年09月10日 エビヅル 樹皮茶色で、表皮が縦に裂ける。スギの樹皮に似ている感じがします。




03.11年09月10日 エビヅル エビヅルの先端の巻きひげ。




04.11年09月10日 エビヅル 葉は互生。




05.11年09月10日 エビヅル 葉の変化。葉は長さ幅とも5〜15cmの卵形〜広卵状三角形。普通3〜5浅裂又は中裂し、縁にはまばらに浅い鋸歯がある。




06.11年09月10日 エビヅル 標準的な葉の形の表裏です。風の松原内のものは3裂型がほとんどです。




07.09年07月14日 エビヅル エビズルとヤマブドウの葉の違い。




08.11年09月10日 エビヅル 葉の表側無毛。




09.11年09月10日 エビヅル 葉先は微突起。




10.11年09月10日 エビヅル 鋸歯がある。




11.11年09月10日 エビヅル 葉の基部はハート形で柄は無毛で長く、柄に毛がある。




12.11年09月10日 エビヅル 葉の裏側のくも毛。




13.11年07月09日 エビヅル 雄花。




14.11年07月09日 エビヅル 雄花5個のようです。花弁は落ちているようですがまだついているのもあるようです。




15.11年07月09日 エビヅル 雄しべ花糸は白色で無毛で4mm程度のなさで葯は薄茶色。




16.12年07月30日 エビヅル 果実と葉。




17.12年07月30日 エビヅル 果実の豊作。




18.11年09月10日 エビヅル 熟してきた果実。




19.11年09月10日 エビヅル 種子は長さ5〜6mmの紡錘型で縦に水がある。




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