能代市風の松原植物調査


エノキグサ(榎草) (トウダイグサ科)1年草。


畑や道ばたなどに生える。高さ30〜50cm。

葉は互生し、長さ3〜8cmの長楕円形〜広披針形で鈍い鋸歯があり、先はやや尖る。

花序は葉腋につき、上部に小さな雄花が穂状につき、基部に編笠状の総苞に抱かれた雌花がつく。雄花は小さく、8個の雄しべが膜質の花被に包まれ、開花すると花被は4裂する。
雄花の花被は深く3裂し、軟毛が多い。子房は球形で、表面には小さい突起と軟毛が密生し、果期にも残る。花柱は3個で、先端が糸状に裂ける。

さく果は直径約3mmの球形で、中に直径1.5mmぐらいの種子が3個入っている。

花期は8〜10月。日本全土。



01.09年08月26日 エノキグサ 葉は互生。葉柄は長く、基部はくさび形、先端は尖る。基部には鈍い鋸歯がある。




02.10年08月27日 エノキグサ 採取した全草。丈40cm。葉は互生。




03.10年08月27日 エノキグサ 茎に毛がある。




04.10年08月27日 エノキグサ 根は意外と力があります。




05.10年08月27日 エノキグサ 枝分かれが激しい。




06.09年08月26日 エノキグサ 葉はエノキの葉に似ていることから名前がついた。葉の表裏に鋭い刺状の毛がありますが触ると軟らかい感じがします。葉柄に毛がある。




07.10年08月27日 エノキグサ 葉はその上部三分の二だけに浅い鋸歯が並ぶ。 




08.10年08月27日 エノキグサ 葉の表側にまばらに毛がある。




09.10年08月27日 エノキグサ 葉先は尖る。




10.10年08月27日 エノキグサ 鋸歯は上側にあって下側に無い。




11.10年08月27日 エノキグサ 葉の基部はくさび形。




12.10年08月27日 エノキグサ 葉柄に毛がある。




13.10年08月27日 エノキグサ 葉裏の脈にまばらに毛がある。




14.09年08月26日 エノキグサ 3つに分かれた子房の上に付いているのが、花弁に相当する花被であり、その中心部に雌しべがあるはず。雌花序には編み笠状の苞葉があるのが特徴です。




15.09年08月26日 エノキグサ 葉腋から花柄を伸ばし、先端に穂状の雄花をつけます。雄花が咲き出してきました。




16.10年08月27日 エノキグサ 葉腋から雄花がでる。




17.10年08月27日 エノキグサ 雌花は編み笠状の苞葉(総苞)の中心部に着く。子房は3室にわかれ、表面には小さなコブ状の突起があり、その上に軟毛が密生している。3つに分かれた子房の上に付いているのが、花弁に相当する花被であり、その中心部に雌しべがある。写真ボケ。




18.14年08月24日 エノキグサ 果実。A=雄しべ。B=果実。C=編み笠の苞。



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