能代市風の松原植物調査


エビガライチゴ(海老殻苺) (バラ科)落葉低木。


山地の日当たりよことろに生える。樹形は茎や枝は蔓状に伸び高さ2m以上になる。
茎や枝は、赤紫色の長い腺毛が密生し、長さ4〜8mmの細い棘がある。

葉は3出複葉で互生する。側小葉(側小葉とは:一枚の葉が深く切れ込んで複数の独立した葉のように見える(全裂、)葉を複葉といい、その一つ一つの葉を小葉といいます。更に、この三枚以上の小葉が羽状に並ぶものを、羽状複葉といい、この時、左右に並ぶ小葉を側小葉といいます。)は長さ4〜8cmの広卵形で先は尖る。頂小葉は大形。葉の裏面は白い腺毛が密生して白色。はの縁には欠刻状の鋸歯がある。葉の裏面には白い綿毛が密生し、脈状と葉柄に腺毛と棘がある。

6〜7月、枝先に淡紅紫色の花が数個集まってつく。花弁は長さ5mmほどで直立し、円錐花序に花を開く。花弁は5個で長さ約5ミリの倒卵状へら形。萼片は長さ1〜1.5ミリで先は長く尖り、外側に腺毛が密生する。

果実は直径1.5cmの球形で8月に赤く熟し、食べられる。

花期は6〜7月。日本全土。



01.11年08月01日 エビガライチゴ 沢山の果実をつけた生育姿。




02.10年01月10日 エビガラ 冬季の葉を落とした姿。




03.10年06月29日 エビガライチゴ 葉は奇数葉羽状複葉。




04.10年06月29日 エビガライチゴ 茎に棘があり触ると刺される。




05.10年06月29日 エビガライチゴ 標準的な葉の表と裏側で、奇数は羽状複葉で広卵形。




06.10年06月29日 エビガライチゴ 葉の表側無毛。




07.10年06月29日 エビガライチゴ 葉先は尖る。




08.10年06月29日 エビガライチゴ 葉の縁に欠刻状の鋸歯がある。




09.10年06月29日 エビガライチゴ 葉の基部心形。




10.10年06月29日 エビガライチゴ 葉柄に棘と腺毛がある。




11.10年06月29日 エビガライチゴ 葉裏は脈袱に腺毛がある。




12.10年06月29日 エビガライチゴ 蕾状態ですが白い萼片5個で、萼片に腺毛が多い。




13.10年07月01日 エビガライチゴ 白い花弁5個つけもう中の果実が結んでいる。




14.11年08月01日 エビガライチゴ 果実は大変に美味しく今でも見つければ頂きます。




15.11年08月12日 エビガライチゴ 種子は径2mmです。表面が果実に似て凹凸があり、表面に白い綿毛のようなものがあります。



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