能代市風の松原植物調査


オオアワダチソウ(大泡立草) (キク科)多年草。


日本では明治の頃、庭園に植えられたものが広く野生化したものと言われている。セイタカアワダチソウほどの繁殖力はない。

丈50〜150cm。地下茎を伸ばして繁殖する。枝先にわずかに毛があるが、茎も茎も葉も殆ど無毛でざらつかない。

葉は互生し、長さ50〜100o、幅7〜14oの披針形、先半部の縁に細かい鋸歯がある。

全体がセイタカアワダチソウに似ているが、頭花はやや大きくて、花期は夏で、セイタカアワダチソウの花期には全て花が終わっている。
円錐花序の頂部がつぶれた平らな花序になることが多いが、ピラミッド形の円錐状になるものも見られる。
頭花はセイタカアワダチソウより大きく、直径約8o。総苞は長さ2.5〜4o、鐘形。総苞片は3〜4列。周辺花(舌状花)は8〜15個、小舌の長さ2〜2.5o。中心花(筒状花)は7〜12個で、花冠の長さ3〜4o。

痩果は長さ1.3〜1.5o。

花期 7〜9月。北アメリカ原産。



01.11年08月02日 オオアワダチソウ 最近風の松原内でも増えてきました。このように群生しています。




02.11年08月02日 オオアワダチソウ 茎はほとんど直立して生育しています。花期になると弓なりになってきます。




03.11年08月02日 オオアワダチソウ 採取した資料ですが葉が茎に中央部より上につき、葉は沢山つき互生です。頭花の重みで茎は弓なりになります。




04.11年08月02日 オオアワダチソウ 根は地下茎で伸び群落を作ります。それにしても強い根です。




05.11年08月02日 オオアワダチソウ 根のヒゲ根。




06.11年08月02日 オオアワダチソウ 茎無毛。




07.11年08月02日 オオアワダチソウ 茎の断面ですが真円に近いですが一部にヒレのような稜がある。




08.11年08月02日 オオアワダチソウ 葉はこのように沢山つき互生です。




09.11年08月02日 オオアワダチソウ 標準的な葉のかたちです。左表側。右裏側です。長さ50〜100o、幅7〜14oの披針形。




10.11年08月02日 オオアワダチソウ 葉裏無毛。




11.11年08月02日 オオアワダチソウ 葉の先鋭く尖る。




12.11年08月02日 オオアワダチソウ 葉の縁に鋸歯がある。




13.11年08月02日 オオアワダチソウ 葉の基部はくさび形で柄は直接茎につく。




14.11年08月02日 オオアワダチソウ 葉の裏側無毛。




15.11年08月02日 オオアワダチソウ 茎の先に花序をつけ垂れ下がる。




16.11年08月02日 オオアワダチソウ 枝先に沢山の頭花をつける。




17.11年08月02日 オオアワダチソウ 頭花を正面から。




18.11年08月02日 オオアワダチソウ 頭花と総苞ですが、総苞片の下部に毛がある。




19.11年08月02日 オオアワダチソウ 丸矢印が舌状花の雄蕊の先、と舌状花。




20.11年08月02日 オオアワダチソウ 果柄に毛がある。長さ6mm程度。




21.11年08月02日 オオアワダチソウ 頭花を切断してみましたが、まだ若い舌状花でした。




22.11年08月02日 オオアワダチソウ 筒状花。



inserted by FC2 system