能代市風の松原植物調査


オオウバユリ(大姥百合) (ユリ科)多年草。


ウバユリに似ていて、より壮大。葉は広卵形で基部心形。

花は長さ10〜15cmで10〜20個つく。花被片内側にしばしば紫褐色の斑紋がある。
雄しべ6個長さは不同で、葯は淡褐色。雌しべ1個で柱頭は丸い。

果実は刮ハで、種子は半円形で扁平で、周囲に膜質で半透明の翼があり長さ1〜1.3cm。

花期7〜8月。北海道、本州中部地方以北。


参考:一回繁殖型多年草。一回繁殖型植物とは、一生のうちに一回だけ花を咲かせると死んでしまう植物のことです。ウバユリとオオウバユリの違いについては、この2種は、葉の大きさ、植物体の高さ、花や果実の数が異なりますが、サイズ以外の区別点は見当たりません。



01.11年07月25日 風の松原内ではオオウバユリ オオウバユリは日陰地を好み薄暗い所に沢山生育しています。地下に鱗茎(いわゆる百合根)がある。




02.11年07月26日 オオウバユリ 茎は緑色をしており無毛。




03.11年07月26日 オオウバユリ 葉は互生。




04.09年04月11日 ウバユリ ユリ科とは思えないようなツヤのある根生葉を広げる。




05.11年07月26日 オオウバユリ これは何と呼べばいいのでしょうか?。




06.11年07月26日 オオウバユリ 葉は広卵形で表裏。





07.11年07月26日 オオウバユリ 葉の表側表面無毛。




08.11年07月26日 オオウバユリ 葉の先は鋭頭。




09.11年07月26日 オオウバユリ 葉の縁は僅かに波を打つような感じです。




10.11年07月26日 オオウバユリ 基部は心形〜耳形で、葉柄は無毛。




11.11年07月26日 オオウバユリ 葉の裏側は無毛で脈が白く浮きでており側脈は対生のように見える。網状脈である。




12.09年08月04日 ウバユリ 直立した茎の上部に、横向きに数個の大型の花をつける。花は長さ7〜10cmで、内部には褐色の斑点がある。花弁は6個で、緑白色、ほとんど反り返らない。内側には紫色の斑紋がある。雄しべは6個あり長さが微妙に異なる。葯はクリーム色。雌しべは1個。




13.11年07月26日 オオウバユリ これは包葉でなければ萼片でしょうか。




14.11年07月26日 オオウバユリ 花を横から見た記録ですが焦茶色が下の花弁のみについている。




15.11年07月26日 オオウバユリ 下側の花弁の一部ですがこの焦茶色の正体は何でしょうか。斑紋。葉の裏側にはありません。Bはややアップ。Cはシダの胞子嚢のようにも見えます。花は長さ7〜10cmで、花被片は緑白色。内部には褐色の斑紋がある。




16.11年07月26日 オオウバユリ 花弁の上部全体です。焦茶色はわずかしたありません。




17.11年07月26日 オオウバユリ 雌しべに沢山の雄しべの花粉がついています。




18.11年07月26日 オオウバユリ 中央の白く太いのが雌しべ花柱です。無毛です。その脇にあるのが雄しべの花糸です。これも無毛です。




19.11年07月26日 オオウバユリ 蜜線。




20.11年07月26日 オオウバユリ 豊富な蜜線。なめると甘かった。




21.08年11月11日 ウバユリ 刮ハの裂け目には繊維が網状に残り、ゆりかごのようになる。風を受けると下から噴き上げられるように種子が散布される。実に見事な構造である。




22.08年11月11日 ウバユリ この刮ハの4つの室内に種が何枚入っているのでしょうか?。枚数は大きさにかかわらず決まっているいるのでしょうか。それにしても揺すると雪が降ったようで非常にきれいです。




23.08年11月11日 ウバユリ 種子は茶褐色、半円形で扁平。周囲には扇形に翼が張り出し、風に飛ばされやすいつくりになっている。




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