能代市風の松原植物調査


オオイヌタデ(大犬蓼) (タデ科)1年草。


荒れ地や河川敷などに生える。
茎は高さ1m以上にもなり、枝が多く下方の節の部分が目立って赤みを帯び濃い紫色の細かな斑点があり膨らむ。

葉は長さ16〜23cmで、披針形で、先端は長くとがる。明るい緑色で側脈は数多く、側脈は20〜30対。サヤ状托葉(筒状)には縁の毛(縁毛という)がなく、あってもごく短い。

花穂は4〜7cmで、花は密につき先が垂れる。花は濁った淡紅色から、ときに白色で、雌しべの花柱は2裂して、萼は長さ2〜3mmで深く4裂し、花弁はない。

果期には先が2分岐した脈が目立つ。
そう果は扁平な円形で両面が僅かに凹み、直径1.5〜2mm、黒褐色。.果実を包む花被には明らかな脈があって、脈のはっきりしないイヌタデやハナタデとの区別点のひとつとされる。

オオイヌタデ、サナエタデ、ハルタデを含むグループは果実が扁平で、果時の花被の脈が目立ちその先が2岐する特徴を持つ。2岐した枝が前の2種では下向きに曲がるのにハルタデでは曲がらない。

花期は6〜10月。北海道〜九州。



01.14年08月24日 オオイヌタデ 日当たりのよいやや湿った所に1本だけ生育。丈は50cm。茎は直立する。オオイヌタデは風の松原内ではあまり見ないので採取するのは止めたら翌日に刈り払いされてなくなってしまった。




02.14年08月24日 オオイヌタデ 茎に軟毛がある。




03.14年08月24日 オオイヌタデ 茎に節があり肥厚して茎は多少曲がって伸びる。分枝が激しい。




04.14年08月24日 オオイヌタデ サヤ状托葉には毛が無い。




05.14年08月24日 オオイヌタデ 標準的な葉の表裏で、表側に班がある。披針形で、先端は長くとがる。側脈は20〜30対で目立つ。長さ12cmの個体。




06.14年08月24日 オオイヌタデ 葉の裏に毛があり、拡大してみると腺点がある。




07.14年08月24日 オオイヌタデ 葉先は鋭頭。




08.14年08月24日 オオイヌタデ 葉の縁に緩い波状の鋸歯があり、縁に毛がある。




09.14年08月24日 オオイヌタデ 葉の基部はくさび形。




10.14年08月24日 オオイヌタデ 葉柄は赤紫色で基部から流れるように茎につき毛がある。




11.14年08月24日 オオイヌタデ 葉の表側に班があり、主脈状に上向きの毛がある。




12.14年08月24日 オオイヌタデ 花穂は垂れる。右写真は花穂のアップ。




13.14年08月24日 オオイヌタデ 花序は沢山つくが、花が全部咲いたのは見たことがありません。




14.14年08月24日 オオイヌタデ 花は5弁花。正面から。雄しべ6個。雌しべは1個で花柱は2裂。この個体は花系3mm。




15.14年08月24日 オオイヌタデ 花弁を取り除いて見たら子房と柱頭が2裂している。A=子房。B=柱頭2裂。C=雄しべ。




16.14年08月24日 オオイヌタデ 花を裏から記録し萼片を見たものですがよく解らないが5個のようです。




17.14年08月24日 オオイヌタデ 果実を包む花被には脈がある。長さ2.5〜3mm。




18.14年08月24日 オオイヌタデ 種子は直径約2oの扁平な円形、両面が少し窪む両凹レンズ形。




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