能代市風の松原植物調査


オオバギボウシ
(大葉擬宝珠) (ユリ科)多年草。


山野の草地や林野に生える。根茎は太く短く横に這う。

葉は大きく長い柄がある。葉身は長さ18〜30cmで、幅10〜15cmの卵状楕円形で先は尖り、基部は心形。裏面は脈が隆起し、脈状に小さな微突起が少しある。

花茎は根生葉の間から出し、長い総状花序をつけ、高さ0.6〜1mになり白色〜淡紫色の花を横向きに多数つける。下から上へ順番に咲く。花は長さ4.5〜5cmの筒状鐘形で、先は6裂する。花の基部には緑白色の苞がある。

果実はさく果、熟すと3裂する。種子は黒く翼がある。

花期7〜8月。日本全土。



01.11年07月03日 オオバギボウシ 生育姿を上から。花茎は0.6〜1m




02.09年05月23日 オオバギボウシ 斑入りがありました。どこから逃げてきたのでしょうか。




03.11年07月05日 オオバギボウシ 花茎は丸く、茎葉はU形になっています。




04.11年07月05日 オオバギボウシ 私の足と比較した葉の大きさ。葉は20〜30センチもある大きな卵状楕円型で先端は尖る。




05.11年07月05日 オオバギボウシ 葉の表側は無毛で脈が凹んでいる。基部は心形。先端は尖る。葉の縁は波を打つ鋸歯がある。柄は長い。




06.11年07月05日 オオバギボウシ 葉の裏側ですが脈は白く浮きでています。触ってみると脈がゴワゴワした感じがします。突出した平行脈が目立ち其の平行脈を触るとざらざらする突起がある。




07.11年07月09日 オオバギボウシ 葉の断面です。上が表面で下が裏面ですが、脈に微突起がある。




08.11年07月05日 オオバギボウシ 茎葉の柄の断面。




09.11年07月03日 オオバギボウシ 花は師から順序に咲いていく。花は昼に咲いて、1日で萎む。花色は白に近い薄い紫色で、苞は大きい。




10.11年07月05日 オオバギボウシ 花弁6個。




12.11年07月05日 オオバギボウシ 花を横から記録したものですが苞もきれいです。




13.11年07月05日 オオバギボウシ 花の長さは8cmありました。萼片が解りません。包葉としたのが萼片でしょうか?。




14.11年07月05日 オオバギボウシ 子房7mm、雌しべ6.5ッmで雄しべより長いく、花柱白色で無毛。雄しべ5.5mm花糸白色で無毛。




15.11年07月05日 オオバギボウシ 雌しべ柱頭ですが毛がある。黄色の花粉を受粉している。




16.11年07月24日 オオバギボウシ 果実は長楕円形でこの中の3室あるようです。




17.11年08月12日 オオバギボウシ 種子が折りたたまれてさやの中に入っている。




18.11年08月12日 オオバギボウシ 種子は黒いだけで、翼を持っており松の種子に似ている。



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