能代市風の松原植物調査


オオバコ(大葉子) (オオバコ科)多年草。


葉が広く大きいことによる。日当たりのよい道端や荒れ地などに普通に見られる。踏み固められた道路などにも平気で生える。

葉は全て根生し、長さ4〜15cm幅3〜8cmの卵形〜広卵形まれに楕円形と変化が多い数本の脈が目立ち表面が波打っているのも多い。葉柄は長く断面は半月形。

根生葉の間から高さ10〜20cmの花茎を数本伸ばし、小さな花を穂状にびっしりとつける。
花は4個の萼片と1個の苞に包まれていて、花序の下から上に咲き上がる。
雌しべ先熟で、まず萼の間から柱頭が顔を出して受精した後雄しべ4個が伸びてくる。
この頃には花冠も萼の上部にでて開出する萼片は長さ約2mmで白色の膜質。苞は萼片より小さく、先端は赤みを帯びる。

果実は熟すと中央部で横に割れる蓋果。上半分は円錐状でやや尖りこの部分が帽子のようにとれる。種子は6〜8個。

花期4〜9月。日本全土。



01.11年08月14日 オオバコ 群生地。風の松原内では草地道路の端に沢山あります。




02.10年06月17日 オオバコ 採取した資料ですが丈は30cm程度で葉は全て根生。根は沢山あり長い。この個体は花茎3本。




03.10年06月17日 オオバコ 根は長くものすごく強い。




04.10年06月17日 オオバコ 葉はこのように全て根生している。花茎3本だけで残りは茎葉です。




05.11年08月14日 オオバコ 茎に白い軟毛がある。




06.11年08月14日 オオバコ 茎の断面ですが円形で、芯が中空。




07.11年08月14日 オオバコ 葉は360度放射状に展開する。




08.11年08月14日 オオバコ 左表側右裏側。卵形〜広卵形まれに楕円形と変化が多い数本の脈が目立ち表面が波打っているのも多い。柄が長く12cm以内です。葉の裏に5脈があり、脈は葉柄に流れる。




09.09年07月04日 ツボミオオバコ 表葉に毛があります。




10.11年08月14日 オオバコ 葉の縁は波状の鋸歯。




11.11年08月14日 オオバコ 葉の先微突起から円形。




12.11年08月14日 オオバコ 葉の基部円形〜楔形まで。




13.11年08月14日 オオバコ 葉柄は無毛。脈が柄まで入ってきている。




14.09年07月04日 ツボミオオバコ 裏側の葉の葉脈と葉にも毛があり、葉脈が浮きでています。




15.11年08月14日 オオバコ 穂状花序で、長さ10cm弱でした。右写真は穂をアップしたものです。




16.11年08月14日 オオバコ 雌しべと雄しべ。




17.11年08月14日 オオバコ 1個の小花ですが3〜4mm程度。花糸白色で透明度がある。雌性期の花とありますがもう枯れてきている。




18.13年08月24日 オオバコ 果実は熟すと中央部で横に割れる蓋果。上半分は円錐状でやや尖りこの部分が帽子のようにとれる。




19.13年08月24日 オオバコ 種子ですが変わった形をしております。長さ5mm程度。



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