能代市風の松原植物調査

 15年03月26日 シダの会 能代市風の松原内調査

このシダの会は植物の勉強を目的に作られました。
ルーペの会長である佐藤さんに教えを請うとから始まりました。
佐藤さんは2001年に「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全」の植物調査の一員でもありました。そのときの調査資料もいくらか保管しており、これらを整理しながら、又追跡調査を行う意味もあって佐藤さんに月に2回教えて貰う事に致し現在に至っています。
調査ヶ所は主に能代市風の松原内です。まれに他の所も勉強の為に行きます。佐藤さん達が風の松原内を調べたときは377種でしたが現在は650種を越えるようです。
これからも調査を続けて行き、皆さんの参考になれば思い、又後生に残るように資料もできる限り収集し公開して行きたいと思っております。
これは私の希望です。ただ私も、メンバーの皆さんも知らないことが沢山ありこれから勉強しながらスキルアップを図って行きたいと思っているシダの会です。



ようやく風の松原内も春めいて、オオイヌノフグリ、タネツケバナ、ヒメオドリコソウ、ハコベ等が咲いてきました。
今日のシダの会はOさんが見つけた、ツクバネウツギとミヤマガマズミ、景林神社の木本類の観察が主でした。
ツクバネウツギについては何のウツギかはっきりしませんが、これからの花と葉をつけるのが楽しみです。
ミヤマガマズミは風の松原内でも個体数が少なくこれから見られるのが楽しみです。
又オオバジャノヒゲのコバルトブルーの果実がとてもきれいでした。
後はヤブラン、オモト等ゴヨウマツ、キタゴヨウ?、ハイイヌガヤ、モミ?等が見られいろいろ参考になるものがみられました。
それにしてもよく見つけるものです。やはり常日頃ヤブの中を歩いて探しているからでしょうね。
頭が下がる思いです。今日はツクバネウツギのまだ残っていた萼片と子房と花芽等の詳しい記録ができましたのでこれを主に投稿致します。
今日もメンバーの皆さんに教えられることばかりでした。



01.15年03月26日 シダの会 ミヤマカタバミ 山に咲く花ですが、平地にもできて来ています。








02.15年03月26日 シダの会 ミヤマカタバミ 山に咲く花ですが、平地にもできて来ています。







03.15年03月26日 シダの会 ツクバネウツギ これからNO10迄ツクバネウツギの記録写真です。樹皮は白灰褐色で縦に裂け目がある。







04.15年03月26日 シダの会 ツクバネウツギ 枝はよく分枝する。







05.15年03月26日 シダの会 ツクバネウツギ 新枝の先に2個ずつ花をつける。写真は花芽。







06.15年03月26日 シダの会 ツクバネウツギ まだ昨年の萼片と子房が残ってついていました。これらを採取して記録しました。まるで羽子板の羽根のよう。







07.15年03月26日 シダの会 ツクバネウツギ 萼と子房。







08.15年03月26日 シダの会 ツクバネウツギ 萼片5個で径17mm。A=表側写真。B=裏側写真。萼片は倒披針形。萼片の縁に毛がある。







09.15年03月26日 シダの会 ツクバネウツギ 子房には隆条になっており棍棒状。長さ6mm。







10.15年03月26日 シダの会 ツクバネウツギ 子房の中に入っている種子は長さ5mm。



ここまでツクバネウツギの記録です。





11.15年03月26日 シダの会 オオバジャノヒゲ このようにこんもりした株状のものは始めてみました。
訂正:15年04月10日 オオバジャノヒゲから 「ジャノヒゲ」 に訂正致します







12.15年03月26日 シダの会 葉をかき分けてみると下の方にジャノヒゲの果実はコバルトブルーの宝石のようでした。







13.15年03月26日 シダの会 オオバジャノヒゲを記録したり、そのほかに何かないか探すメンバー。







14.15年03月26日 シダの会 ミヤマガマズミ 芽も膨らんできています。







15.15年03月26日 シダの会 ヤブラン 果実もみんな落ちて花茎だけ残っていました。







16.15年03月26日 シダの会 ナツズイセン 葉ですが花期の頃は葉がないそうです。







17.15年03月26日 シダの会 はて?何を記録しているのかな。






又来月2回実施の予定です。



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