能代市風の松原植物調査


オトコエシ(男郎花) (オミナエシ科)多年草。


山野にごく普通に生える1m位で、茎が太くて全体に毛が多い。

葉も大きくて毛をやや密生させ、葉は対生し、長さ3〜15cmで、卵状長楕円形か羽状に切れ込み、鋸歯がある。裂片は卵状長楕円形で頂裂片が最も大きい。

花は多数枝分かれし、散房状に距のない小さな白花をつける。
径4mm、花冠5裂、雄しべ4個子房は下位でこれに2個の小苞がつくなど花の構造はオミナエシと同じである。
花柱は1個。子房は3室に分かれ1室だけに1個の完全な胚珠がある。

果実ははそう果、長さ約3mmの倒卵形で花が終わると小苞が大きくなって、果実を取り巻き、翼状になる。果実も3室あるが種子は1個だけ。

花期は8〜10月。 北海道〜九州



01.08年09月18日 オトコエシ オミナエシ(女郎花)よりも剛強な感じがするのでオトコエシ(男郎花)の名がある。全体に毛が多い。




02.11年08月26日 オトコエシ 採取した資料です。1m位で、茎が太くて全体に毛が多い。葉も大きくて毛をやや密生させ、葉は対生する。




03.11年08月26日 オトコエシ 根はそれなりに根張りがある。




04.11年08月26日 オトコエシ 茎の断面ですが、茎は円形で芯は空洞。茎に毛があります。




05.11年08月26日 オトコエシ 葉は対生し、長さ3〜15cmで、卵状長楕円形か羽状に切れ込み、鋸歯がある。




06.09年08月24日 葉の形。左から、下部〜上部の葉。




07.11年08月26日 オトコエシ 標準的な葉の表裏。




08.11年08月26日 オトコエシ 葉の表に毛がある。




09.11年08月26日 オトコエシ 葉の縁に鋸歯がある。




10.11年08月26日 オトコエシ 葉先は尖る。




11.11年08月26日 オトコエシ 葉柄の流れるように翼がある。




12.11年08月26日 オトコエシ 葉の脈状に毛がある。




13.11年08月26日 オトコエシ 。花は多数で枝分かれし、散房状に距のない小さな白花をつける。




14.11年08月26日 オトコエシ 花は多数で枝分かれし、散房状に距のない小さな白花をつける。




15.11年08月26日 オトコエシ 雄しべ4個と雌しべ1個。雌しべ柱頭は円形で末広がりで花柱は無毛。雄しべ花糸も無毛。花弁5個で反り返る。右写真は雄しべ葯。





16.09年12月04日 オトコエシ 米粒状の果実の翼状の丸い小苞。翼があり,風散布する。



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