能代市風の松原植物調査


オニタビラコ(鬼田平子) (キク科)1〜多年草。


高さ20〜80cmになる。根生葉はロゼット状になり、大部分の葉は根元に集まり、茎につく葉は少数で根元の葉に比べ先が尖っている。茎や葉を切ると白い乳液が出る。

葉は倒披針形で頭大羽状に深裂する。頂裂片は三角状卵形で先はまるい。下部の葉は根生葉に比べ先が尖る。茎葉は少なくて上部では小さい。葉、茎などには細かい毛がある。肉眼でもはっきりと確認できる。

春から夏にかけ、。散房状に花はつき、径7〜8mmの黄色い頭花が多数つく。
総苞は長さ4〜5mmの円筒形。内片は1列に並び外片はごく小さい。総苞片はそう果が熟すと反り返る。

痩果は長さ約1.5〜2oで、上向きの小刺がついた白色の冠毛があり、果期にも残る。
オニタビラコの総苞は円筒形のままで、裂いて見ると冠毛のあるのが解る。
舌状花にも果実がも白い毛状の冠毛があるので、冠毛の無いヤブタビラコ(総苞は球形にになる)やコオニタビラコからは簡単に見分けられる。

花期は4〜10月。日本全土。



01.09年05月16日 オニタビラコ 葉は下に集中しており、多数の頭花を散房状に付ける。




02.09年05月26日 オニタビラコ 茎と葉柄に毛があります。




03.09年05月16日 オニタビラコ 葉はロゼットに状になります。そして葉があまりついていません。そして葉先が少し尖っています。葉は根本に集中して生えています。




04.09年05月16日 オニタビラコ 葉の形。表側に毛は無し。裏側に毛がある。




05.09年05月16日 オニタビラコ この個体は、葉の表側に微細な毛があります。鋸歯もあります。




06.09年05月16日 オニタビラコ 葉の裏側。葉の葉脈にははっきりとした毛があります。




07.09年05月16日 オニタビラコ 葉柄にも毛があります。



08.09年05月26日 オニタビラコ 小さい花を散房状に多数つける。




09.09年07月26日 オニタビラコ 頭花の大きさは6〜8ミリと小さいが細い舌状花が5歯がある。




10.09年05月16日 オニタビラコ 総苞は円筒形。




11.09年06月10日 オニタビラコ 白色の冠毛は痩果にしっかりついている。




12.11年06月08日 オニタビラコ 種子はは長さ1.5mm程度で縦に溝があり上向きの棘ある。




13.14年05月20日 オニタビラコ 上写真は茎葉につく葉の裏側に毛がある。下写真は根生葉の裏側に毛がある。




14.14年05月20日 オニタビラコ まだ時期が早いので頭花は2輪しか花をつけていない。




15.14年05月20日 オニタビラコ 花を正面からと 側面から。




16.14年05月20日 オニタビラコ 花をアップで。雌しべがカールしている。




17.14年05月20日 オニタビラコ 花の7mmの個体。総苞片は数えたら10個あった個体。




18.14年05月20日 オニタビラコ 花柄10mm、萼筒3mmの個体。




19.14年05月20日 オニタビラコ 花を縦に切断したもの。




19.14年05月20日 オニタビラコ 花柄10mmで無毛。




20.14年05月20日 オニタビラコ 舌状花の長さ6mm程度。




21.14年05月20日 オニタビラコ 舌状花。A=冠毛。B=雄蕊。C=雌蕊群。D=花冠。E=歯牙。F=花冠。




22.09年06月10日 オニタビラコ 白色の冠毛は痩果にしっかりついている。




23.11年06月08日 オニタビラコ 種子はは長さ1.5mm程度で縦に溝があり上向きの棘ある。



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