能代市風の松原植物調査


オニウシノケグサ
(鬼牛の毛草) (イネ科)多年草。


路傍や草地などに生育し、群生する。

根茎は短く叢生し、匍匐根茎を欠く。茎は高さ60?150cm、数本叢生し、太く緑色・平滑。葉は長さ30?40cm、幅5?8mm、広線形、やや厚く無毛。葉舌は短く革質・切形、長さ2mm内外。葉耳の縁に細毛がある。

花序は粗大な円錐形、長さ20?30cm。小穂は披針形、偏平、平滑、長さ15?18mm、わずかに紫色を帯び、8?10小花からなるが、うち2個は不稔花である。包穎は披針形、鋭頭、長さ6.5?8.5mm。小花は披針形、長さ8?9mm。果実は倒卵状長楕円形、円頭、やや偏平、腹面は少しくぼみ灰黄色を帯び、長さ3?4mm。

花期7〜8月。ヨーロッパ原産。



01.13年06月30日 オニウシケノグサ 陽当たりのよい場所で株状に生育しています。ここだけしか確認していません。茎は直立します。茎頂の先に花序をつけます。




02.13年06月30日 オニウシケノグサ 堀抜いた全草です。丈は40cm位です。根は強くて引き抜けません。株状のものを少し分けていただきました。




03.13年06月30日 オニウシケノグサ 根はこれ岳ですが非常に強く大人の人でも引き抜けません。それだけ根張に力があります。




04.13年06月30日 オニウシケノグサ 葉は細く針形相当数の葉を出しています。




05.13年06月30日 オニウシケノグサ 茎は無毛です。葉鞘か節間に巻いて茎になっています。




06.13年06月30日 オニウシケノグサ 茎の断面ですが変形円で、芯は中空です。




07.13年06月30日 オニウシケノグサ 葉の表側無毛。表側に突起物のようなものがありザラザラ感がある(→)。葉の表側はの脈は並行脈ですが溝にように見えます。




08.13年06月30日 オニウシケノグサ 葉の裏側無毛。葉の縁に上向きの棘がある。葉は表側にまくれる傾向にある。





09.13年06月30日 オニウシケノグサ 葉耳葉鞘無毛。葉舌は僅かですが膜質が見える。




10.13年06月30日 オニウシケノグサ 花序の長さは11cm程度です。




11.13年06月30日 オニウシケノグサ 穂の一部小穂は互生につきます。




12.13年06月30日 オニウシケノグサ 小花の長さは12mm程度です。




13.13年06月30日 オニウシケノグサ 小花を広げてみたもの。白く見えるのが内頴だと思いますが間違いでしょうか?。右写真、竜骨に上向きの棘がある。




14.13年06月30日 オニウシケノグサ 小花を取り除いて見た苞穎ですが、小さいものが第一苞穎で大きいものが第二苞穎です。




15.13年06月30日 オニウシケノグサ 1個の小花の中に入っている内頴の表側です。内頴は薄皮のようで透き通るように白さです。下に毛のように見えるのが雌しべのようです。記録が遅かったのか雄しべはありませんでした。



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