能代市風の松原植物調査


オニユリ(鬼百合) (ユリ科)多年草。


野原や他の畦など、比較的人里近くに生える。

地中に径5〜8cmにもなる鱗茎(鱗茎の意味:地下茎の一種で、地下の茎のまわりにたくさんの葉が重なるようにしてでき、そこに栄養分が蓄えられたもの。タマネギなどを考えるとよい)がある。

茎高さ1〜2m全面に黒紫の斑点がある。

葉は互生し披針形〜線状披針形で、無柄で長さ7〜20cm幅1〜1.5cm。

花は斜め下向きに咲き、外花片3内花被片3、雄しべ6、雌しべ1よりなり、子房上位。花被片は橙赤色で多くの黒点がある。
内面下部の蜜溝に短毛がある。花粉は暗紫色。葉のもとに珠芽をつくり、落下して繁殖する。

花期は7〜9月。朝鮮南部が原産地。



01.09年08月01日 オニユリ 花をつけたときの姿。頭花が重くていまにも折れそうな感じがします。右側写真、花を落とした後の姿。




02.11年08月03日 オニユリ 採取した資料ですが丈1.5mほどあり、葉は茎の約半分より上部にしかつかない。




03.11年08月03日 オニユリ 根ですがそれなりに根張りはある。鱗茎がついている。中の小さい写真は鱗茎を横に切断した断面です。赤線のように切断した。これに栄養が蓄えられるようです。




04.11年08月03日 オニユリ 茎は無毛で真っ直ぐに立ち上がる。下写真、茎の断面ですが変形円で木質化を指定ます。




05.11年08月03日 オニユリ 葉は互生につく。葉腋に黒い紫色のムカゴがついている。




06.11年08月02日 オニユリ 葉は披針形で長さ5〜20cm。




07.11年08月02日 オニユリ 葉の表側無毛。




08.11年08月02日 オニユリ 葉の縁全縁。縁に毛のようなものがある。




09.11年08月02日 オニユリ 葉先は鋭頭。




10.11年08月02日 オニユリ 葉柄は無く直接茎につく。




11.11年08月02日 オニユリ は裏無毛。




12.11年08月03日 オニユリ まだ蕾状の花。




13.11年08月02日 オニユリ 花柄に毛がある。




14.11年08月02日 オニユリ ムカゴ長さ7mm幅6mm程度の楕円形。




15.11年08月02日 オニユリ 外花片3内花被片3、雄しべ6個、雌しべ1個で花弁反り返る。花の重みで茎がしなだれる。




16.11年08月02日 オニユリ 花弁は反り返り、花の重さで茎が曲がる。




17.11年08月02日 オニユリ 花弁についている突起は短毛?何でしょうか。




18.11年08月02日 オニユリ 花弁につく斑紋は盛り上がっています。




19.11年08月02日 オニユリ 雌しべ柱頭。左下は柱頭を正面から見たもの。花柱無毛。




20.11年08月02日 オニユリ 雄しべ葯。




21.11年08月02日 オニユリ 雌しべ花柱の最下部ですが→は何でしょうか。まるで長い花柱を支えているような感じがします。




22.08年09月06日 オニユリ 花弁を落とした後の花柱の基部。写真21の基部。



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