能代市風の松原植物調査


キクザキイチゲ(菊咲一華)(キンポウゲ科)多年草。


山地の林の中などに生える花茎10〜20cm。

根生葉は2回3出複葉で長柄がある、小葉は羽状に深く裂ける。茎葉は3枚輪生し、3出複葉で、小葉は羽状に深裂し鋸歯がある。

花茎を伸ばして淡紫色又は白色の径2.5〜3cmの花を一つ開く。花弁は退化し、花弁のように見える細長い萼片は8〜13個ある。花弁はない。
淡紫青色〜白色。雄しべ、雌しべとも多数。葯は白色。地上部は夏には枯れてしまう。

花期3〜5月。北海道、本州(近畿以北)。



01.11年04月13日 キクザキイチゲ 日陰地にひっそり生育。




02.11年04月13日 キクザキイチゲ これは他の場所で採取したものです。葉は茎の上部につき、花は1個。



03.11年04月13日 キクザキイチゲ 上写真、根は主根だけで力は弱くすぐに抜ける。写真下、根は太く白い。




04.11年04月13日 キクザキイチゲ 上写真、茎は無毛。赤褐色でみずみずしく、しっとり感じがある。下写真、茎の断面は丸い三角形。




05.11年04月13日 キクザキイチゲ 根生葉は2回3出複葉。茎葉は3枚輪生し、3出複葉で、小葉は羽状に裂ける。





06.11年04月13日 キクザキイチゲ 小葉は羽状に深く裂ける。(葉の切れ込みが分かるようにセロテープとめる)




07.11年04月13日 キクザキイチゲ 三出複葉の葉。小葉を切りはなし形通り並べる。上写真は表側。下写真は裏側。



08.11年04月13日 キクザキイチゲ 表側。表面は短毛がある。




09.11年04月13日 キクザキイチゲ 葉の縁にも短毛がある。




10.11年04月13日 キクザキイチゲ 裏側。脈が浮きでる。茎と同じ色で赤褐色。




11.13年04月13日 キクザキイチゲ 萼片。写真は11個の個体。




12.14年04月07日 キクザキイチゲ 上写真、萼片の側面。下写真。1個の萼片は長さ30mm幅11mmで長楕円形。




13.13年04月13日 キクザキイチゲ 萼片は花びら状で10〜13個あり花弁はない。花柄は赤味を帯び、花柄に白い綿毛が多い。




14.14年04月07日 キクザキイチゲ 萼片を半分取り除い側面。雄しべは沢山あります。雄しべに囲まれ緑色の雌しべ。下写真、縦に切断。雄しべは長いものや短いものが沢山ある。






15.14年04月07日 キクザキイチゲ 雄しべの長さは5〜10mm。花糸は白色で無毛。方眼紙の線が透ける。




16.14年04月07日 キクザキイチゲ 上写真は雌しべを上から。雌しべは沢山ある。下写真、雌しべの断面で子房に毛がある。A=雌しべ。B=雌しべ柱頭。C=雄しべ。




17.14年04月07日 キクザキイチゲ 雌しべ一部。長さは2〜3mm。柱頭は子房の上にある。A=雌しべ。B=柱頭。



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