能代市風の松原植物調査


キレハノブドウ(切葉野葡萄)(ブドウ科)落葉つる性木本。


葉の切れ込みの深いものをノブドウの品種として区別されることがある。日本各地の山地や野原に生える。

茎の基部は木質になり、つるは長くのびてジグザグに曲がり、節はしばしは肥厚する。

葉は互生し、直径4〜13cmで深く3〜5裂する。基部は心形〜心臓形で、鋸歯があり、表面は無毛。葉は五角形で、葉柄は 3〜6cm。葉の先端は、鋭く尖り、基部から5本の掌状脈が出る。各裂片には粗い鋸歯があり、その先端は鋭く尖がる。葉の表面は緑色で無毛。裏面は淡緑色で、葉脈上に毛が密生する。葉を透かして見ると、透明な小体が賛成している。

葉に対生して集散花序をだし、淡緑色で直径約3mmの小さな花を多数開く。花弁は5個で卵状三角形。果実は球形で、淡緑色から紫色を帯び、碧色になるが、虫えいができ異常にふくらんでいるものが多い。

花期は7〜8月。日本全土。



01.08年10月22日 キレハノブドウ 蔓は細い。葉は互生し、直径4〜13cmで深く3〜5裂。




02.08年10月22日 キレハノブドウ 茎の基部は木質になり、つるは長くのびてジグザグに曲がり、節はしばしは肥厚する。




03.14年10月04日 キレハノブドウ 上部の蔓は多毛で断面は変形円。




04.08年10月22日 キレハノブドウ 茎は赤褐色で毛があり、茎から立つ上がるような感じで枝が伸びている。




05.08年10月22日 キレノブドウ 表側の葉。直径4〜13cmで深く3〜5裂する。基部は心形で、鋸歯があり、表面は無毛。葉の表側で切れ込みの状態が解る。裏面は淡緑色。葉の裏側の葉脈が浮き出る。




06.08年10月22日 キレハノブドウ 葉に対生して集散花序をだし、淡緑色で直径約3mmの小さな花を多数開く。花弁は5個で卵状三角形。




07.14年10月01日 キレハノブドウ 果実は球形で、淡緑色から紫色を帯び、碧色になるが、虫えいができ異常にふくらんでいるものが多い。




08.14年10月04日 キレハノブドウ 果実の断面ですが中に種子が入っている。



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