能代市風の松原植物調査


ギンラン
(銀蘭)(ラン科)多年草。


山の林の中に生える。
茎は直立して茎の高さ20〜40cm。

葉は3〜6個で、互生し、長楕円形で長さ3〜8cmで幅1〜2.5cm。、基部は茎を抱いて、茎の上部、葉の下面脈状や縁に微細な短毛状の突起がない。あるのはササバギンランです。花のすぐ下にある葉状の苞は大きい場合でも花序の高さを超えない。

花は茎頂に集まり白色で半開のままで終わる。萼片は長さ7〜9mmの披針形。側花弁は広披針形で萼片よりやや短い。唇弁の基部は短い距となって突き出し全面に向かう部分が3裂する。中裂片は幅の広い楕円形で短く尖る。先端内面に淡黄褐色の隆条がある。

花が黄色のキンランに対し、花が白色であることによる。

花期5〜6月。本州〜九州。



01.13年07月16日 ギンラン 全体を上から。個体数が少なくて採取しての記録はしませんでした。





02.15年05月14日 ギンラン 丈25cm。沢山の花序をつける。




03.15年05月14日 ギンラン 葉は互生。




04.15年05月14日 ギンラン 葉は茎に抱く。




05.15年05月14日 ギンラン 葉質は薄くよじれている。このように両面テープで貼り付けても平たくならない。長楕円形〜心臓卵形で、長さ7cm幅3cm。太い脈は凹み、その間にある細脈は浮きでる。




06.15年05月14日 ギンラン 葉の表側無毛。





06.15年05月14日 ギンラン 葉の表側無毛。




08.15年05月14日 ギンラン 葉先尖る。




09.15年05月14日 ギンラン 葉の裏側無毛。




10.15年05月14日 ギンラン 写真左=花は茎頂に集まる。花は半開のままで終わる。写真右=苞(矢印)が花序より短い。




11.15年05月14日 ギンラン 花序の長さ21mm。子房部の長さ11mm。花序の長さ10mmで白色。




12.15年05月19科 ギンラン 写真上は、花序を上から記録。写真下は花序の裏側。




13.15年05月19科 ギンラン 花序を開いたもの。このように開いて見る花径は15mm。




14.15年05月19科 ギンラン 写真上は、上から見た葯帽。写真下は正面から見た蕊柱。




15.15年05月14日 ギンラン 蕊柱と子房を縦に切断したもの。矢印は子房に種子が入っている。子房の長さ11mm。蕊柱の長さ5mm。




16.15年05月14日 ギンラン 写真上は蕊柱で、蕊柱は白色で無毛。長さ5mm。写真下は蕊柱の葯帽と蕊柱の中に入っているものは花粉塊?。




17.15年05月14日 ギンラン 子房は捻れていて無毛。




18.15年06月30日 ギンラン 沢山の果実をつけていました。





19.13年07月16日 ギンラン 果実に稜がある。





20.15年07月26日 ギンラン 果実の長さ15mmで稜がある。





21.15年07月26日 ギンラン 果実を縦に切断した断面。写真下は種の拡大。びっしりと詰まっている種子。





22.15年07月26日 ギンラン 種子を採りだしてみた。ゴミ屑のような又は小さなカンナ屑にようです。




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