能代市風の松原植物調査


コウリンタンポポ(紅輪蒲公英) (キク科)多年草。


しばしば地表に走出枝を伸ばす。花茎は直立し高さ10〜50cm。
全面に立った剛毛を密生、上部には有柄の星状毛と腺毛が混生する。

大部分の葉は根ぎわに集まってロゼットを作り長い剛毛が生える。
根生葉は長楕円状披針形又は線状披針形。

頭花は茎頂に集まって10個ほどつけ、径1.5〜2.3cmの舌状花で橙赤色で、しぼむと暗赤色となる。総苞は高さ5〜8mmで、総苞片は膜質で、1列に並び黒色の長毛を密生させ、短い腺毛が混じる。舌状花の舌片の先は深い5歯があり冠毛は毛状白色。

果実は円筒形で10脈がある。

花期6〜8月。ヨーロッパ原産。



01.11年06月19日 コウリンタンポポ 風の松原内ではいろいろな所に生える。翌年は同じ所に生えたり、生えないで消える場合もある。







02.11年06月19日 コウリンタンポポ 花茎は直立する。







03.11年06月19日 コウリンタンポポ 丈は35〜50cm。







04.11年06月19日 コウリンタンポポ 根茎は走出枝を出して殖える。根の力は強い。







05.11年06月19日 コウリンタンポポ 茎を横に切断すると白い乳液が出、長い毛がある。








06.11年06月19日 コウリンタンポポ 根生葉。







07.11年06月19日 コウリンタンポポ 根生葉は長楕円状披針形又は線状披針形。







08.11年06月19日 コウリンタンポポ 根生葉の基部は根元の茎を抱く。







09.11年06月19日 コウリンタンポポ 葉の表裏。葉の縁に鋸歯はなく毛がある。葉先鈍頭。







10.11年06月19日 コウリンタンポポ 頭花の上(上写真)と側面(下写真)。頭花は茎頂に10個程つける。茎、総苞片に黒い毛がある。







11.11年06月19日 コウリンタンポポ 茎と総苞片茎に黒い毛が密生。







12.11年06月19日 コウリンタンポポ 雌しべが2裂してカール状になっている。







13.11年06月19日 コウリンタンポポ 舌状花の舌片が深く切れ込む。







14.11年06月19日 コウリンタンポポ 舌状花の舌片の先は深い5歯がある。







15.11年06月19日 コウリンタンポポ 苞葉に毛がある。







16.11年07月01日 コウリンタンポポ 冠毛。







17.11年07月01日 コウリンタンポポ 果実の長さ約1.5mm程度で10脈がある。




inserted by FC2 system