能代市風の松原植物調査


コケオトギリ
(苔弟切) (オトギリソウ科)多年草。


休耕田や湿地に生える。

茎は高さ10〜30cmで細く、茎の断面は4稜形で、上部で分枝する。

葉は対生し、黄緑色の広卵形、長さ0.5〜1cm、幅3〜8mmで、陽に透かすと多数の腺点がある。

花は苞(上方の葉)のもとに1個ずづつき、黄橙色で、直径5〜8mm、萼片5個、5弁花。苞は葉とほぼ同形。雄しべが5〜10個。雌しべ1個3花柱がある。
花は朝開き昼過ぎにはしぼんでしまう。いわゆる一日花である。

さく果は長さ2〜3mm。秋に紅葉する。葉のつけ根に肉芽ができ、株が枯れても肉芽から新苗となる。

花期は7〜8月。北海道〜九州。




01.14年07月29日 コケオトギリ ○がコケオトギリで、矢印がトキンソウ。下は真上から。







02.14年07月17日 コケオトギリ 採取したコケオトギリですが丈15cm。







03.14年07月17日 コケオトギリ 根は細く沢山だし根の力は相当なものです。







04.14年07月17日 コケオトギリ よく分枝する個体。







05.14年07月17日 コケオトギリ 茎は無毛で4稜形。茎の断面は平行四辺形の固体。







06.14年07月17日 コケオトギリ 葉は対生につく。







07.14年07月17日 コケオトギリ 葉の大きさですが左側が下側につく葉で右側に行くほど上につく葉になります。







08.14年07月17日 コケオトギリ 葉の標準的な葉の表裏。葉は広卵形。葉の長さ5〜10mm幅7mm。







09.14年07月17日 コケオトギリ 葉の表側無毛。







10.14年07月17日 コケオトギリ 葉先鈍頭。







11.14年07月17日 コケオトギリ 葉の縁は全縁。







12.14年07月17日 コケオトギリ 基部は茎に抱き切形。







13.14年07月17日 コケオトギリ 葉の裏側は無毛で明点がある。







14.14年07月29日 コケオトギリ 花は5弁花で、雄しべ13個の固体。赤矢印は上方の苞。雌しべ1個で3花柱がある。







15.14年07月29日 コケオトギリ 花を裏側から記録。花径6mmで萼片5個で針形。萼片は花弁よりも長い。







16.14年07月29日 コケオトギリ 雌しべ1個で柱頭3裂。雄しべ13個の個体。







17.14年07月29日 コケオトギリ 1個の花弁の長さ2mmの固体。卵形。雄しべ1.5mm。







18.14年07月29日 コケオトギリ 萼片に包まれて赤く色づいた刮ハ。







19.14年10月06日 コケオトギリ 熟した果実。







20.14年10月06日 コケオトギリ 種子は円柱形で隆条があり長さ0.5mm程度。




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