能代市風の松原植物調査


コセンダングサ(小栴檀草) (キク科)一年草。


茎は高さ50〜110cm。茎の断面は4〜6辺形で淡緑色で細かい毛が多い。

葉は下方で対生で、上方で互生で、多くは3〜5個の小葉に分かれ、小葉はセンダングサほど先が細まらず鋸歯は一般に先が鈍く両面とも細毛がある。
中部の葉は長さ12〜19cmあり3全裂又は羽状に全裂する。頂小葉の先端は細長く尖る。

上部の枝先に黄色の頭花をつけ、総苞片は1列に並び7〜8個で、へら形で頭花の径とほぼ同長で、縁に毛が列生する。
一般に舌状花を欠き筒状花は両性で子房には3〜4本の棘があり花床には鱗片がある。

果実は線形でやや平たい四稜形で、頂きに2〜4本の棘があり、棘には下向きのかぎ状の剛毛がある。

花期9〜11月。熱帯地方原産。




01.10年10月14日 コセンダングサ 生育状況。茎は直立。







02.10年10月14日 コセンダングサ 個体を採取した全草。丈1.0mの固体







03.10年10月14日 コセンダングサ 根は浅く根張りはなく、根元から曲がり匍匐枝が伸びそれから立ち上がる。







04.10年10月14日 コセンダングサ 茎に稜がある。







05.10年10月14日 コセンダングサ 。中部の葉は長さ12〜19cmあり3全裂又は羽状に全裂する。葉は対生であり、葉柄基部に托葉がある。







06.10年10月14日 コセンダングサ この個体の葉は3小葉からなり、左表側。右裏側。頂小葉の先端は細長く尖る。







07.10年10月14日 コセンダングサ 葉の表側。毛が散生している。、脈上には短い毛がある。







08.10年10月14日 コセンダングサ 葉の先は尖る。







09.10年10月14日 コセンダングサ 大きな鋸歯と小さな鋸歯が交互にならび、重鋸歯状となることもある。葉の縁にも毛があり、縁は紫色を帯びることも多い。







10.10年10月14日 コセンダングサ 葉の基部は腎形で、葉柄には毛ある。







11.10年10月14日 コセンダングサ 葉の裏側の脈状に毛ある。特に中脈上には伏した毛が多い。







12.10年10月14日 コセンダングサ 上部の枝先に黄色の頭花をつける。







13.10年10月14日 コセンダングサ 一般に舌状花を欠き筒状花は両性で子房には3〜4本の棘があり花床には鱗片がある。ここまでは記録していませんでした。カール状の柱頭が分かる矢印。







14.10年10月14日 コセンダングサ 総苞片は1列に並び7〜8個で、へら形で頭花の径とほぼ同長で、縁に毛が列生する。







17.10年10月29日 コセンダングサ 果実は線形でやや平たい四稜形で、頂きに2〜4本の棘があり、棘には下向きのかぎ状の剛毛がある。



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