能代市風の松原植物調査


コヌカグサ
(小糠草) (イネ科)多年草。


日当たりのよい畑地、道ばた、原野など日本全土に帰化する。地下茎及び匍匐茎で繁殖する。

茎は細長く高さ50cm〜100cm位あって直立する。

葉は線形で先は次第に尖り、長さ5〜20cm、幅は4〜7mmの線形で白緑色をおび、両面ともざらつき、葉舌は高さ3〜5mmで目立つ。

円錐花序は直立し長さ10〜20cm。花序は節から3〜6個の枝を輪生し、やや密に緑色あるいは紫色を帯びた小穂をつける。小穂は長さ2〜2.5mmで1小花からなる。穎果は紡錘形で淡褐色。

花期は5〜6月。ヨーロッパ原産。




01.10年06月29日 コヌカグサ 地下茎及び匍匐茎で繁殖する。







02.10年06月29日 コヌカグサ 全草。







03.10年06月29日 コヌカグサ 根は深くは伸びていないが、根張りがある。(法面保護に使用)。







04.10年06月29日 コヌカグサ 茎は丸いが下部は多少平べったい。







05.10年06月29日 コヌカグサ 茎が節で曲がる(イネ科特徴)。







06.10年06月29日 コヌカグサ 葉舌は薄い膜質で、葉耳は無毛。







07.10年06月29日 コヌカグサ 葉鞘は無毛で相当に長い。







08.10年06月29日 コヌカグサ 葉は線形で表側はザラザラする。







09.10年06月29日 コヌカグサ 葉先は鋭く尖る。







10.10年06月29日 コヌカグサ 上部の穂は円錐状につく。







11.10年06月29日 コヌカグサ 苞穎は第1、第2ともほぼ同長か、第1苞穎が長いかである。第1苞穎の背は竜骨状で、刺がある(写真では不明)。







12.10年06月29日 コヌカグサ 雌しべは真ん中の白色で、雄しべは黄色で苞穎から飛び出している。




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