能代市風の松原植物調査


コニシキソウ(小錦草) (トウダイグサ科)一年草。


北アメリカ原産。明治中期に渡来し、今では各地の道ばたや畑にふつうに見られ、在来のニシキソウを圧倒している。

茎は長さ10〜20cmになり、地を這って広がる。茎は切ると白い汁が出る。一般に汚紅色で縮れた白毛が多い。

葉は対生し、長さ0.7〜1cmの長楕円形で、表面の暗紫色の斑紋がよく目立つ。基部は左右が非常に不ぞろい。

枝の上部の葉腋に汚れた淡紅紫色の杯状花序(1個の花ように見えるがこれで1個の花序である。花は裸花で1雄蕊が1雄花を、1雌蕊が1雌花にあたる。原色日本帰化植物図鑑 長田武正著 保育者参考)をつける。
花柱は3個で、それぞれ先が2裂する。

果実は不明の3稜があり上から見ると角の丸い三角形で径1.5mmで白色の平伏した白毛が密生する。

花期は6〜9月。北アメリカ原産。




01.10年08月30日 コニシキソウ 生育状態ですが枝を四方八方に伸ばし、地面に這って成長している。







02.10年08月30日 コニシキソウ 根は白く太く1本だけ地中に伸びている。茎と同じぐらいで、非常に長い。







03.10年08月30日 コニシキソウ 葉は対生。








04.10年08月30日 コニシキソウ 茎は赤褐色で白い縮れた毛がある。







05.12年08月06日 コニシキソウ 切断面の茎から白い液体がでます。







06.10年08月30日 コニシキソウ 葉は対生で葉に赤褐色の斑点模様があるのが特徴です。葉の裏側は赤みを帯びている。







07.10年09月21日 コニシキソウ 葉は長楕円形。基部は左右が非常に不ぞろい。下写真は、葉の表側で鋸歯があります。表側は無毛。葉の裏側毛がある。表面に黒い班がある。







08.10年09月21日 コニシキソウ 枝の上部の葉腋に汚れた淡紅紫色の杯状花序をつける。(1個の花ように見えるがこれで1個の花序であり、花は裸花で1雄しべが1雄花を、1雌しべが1雌花にあたる)。







09.12年08月06日 コニシキソウ 子房に、白い伏毛が密生する。付属体は白く花弁の様に見える。腺体は内側に緑色に見える。葉の脇に不揃いな淡紅紫色の杯状花序をつける。長さ約1_強の小さな花です。







10.12年08月06日 コニシキソウ 花柱は3個で、それぞれ先が2裂する。




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