能代市風の松原植物調査


コマツナギ(駒繋ぎ) (マメ科)落葉小低木。


草地や川の土手、道ばたなどの日当たりがよく、やや乾いたところに群生する。
茎は根元から枝分かれして高さ40〜80cm。茎や葉に伏毛がまばらにある。

葉は奇数羽状複葉。小葉は7〜13個あり、長さ0.8〜1.5cmの長楕円形。
托葉は微小で、小托葉は宿存する。1葉毎に1花序つく。

葉腋に長さ4〜10cmの総状の花序を出し、淡紅紫色の花をやや密につける。
花は蝶形花で、花序の下から咲き上がる。花は長さ4〜5mm。萼は長さ約2mm、上部の裂片は萼筒とほぼ同長、下部のものは長く、狭3角形、長さ約1mm、白色の圧毛がある。

豆果はまっすぐな細い円筒形で、長さ2.5〜3cm、幅2.5〜3mm。熟すと茶褐色になり、裂開して緑黄色の種子を3〜8個だす。

花期は7〜9月。本州〜九州。




01.09年07月14日 コマツナギ 全体が草のように見える小低木で、高さ60〜80cmになる。







02.09年11月09日 コマツナギ 葉互生し、奇数羽状複葉。小葉は7〜13個。







03.09年11月09日 コマツナギ 小葉は7〜13個あり、長さ0.8〜1.5cmの長楕円形。葉には伏毛がある。







04.09年07月14日 コマツナギ 葉腋に長さ4〜10cmの総状の花序を出し、淡紅紫色の花をやや密につける。直ぐ上に向かって咲き上がってい伸びていく花序。.







05.09年07月14日 コマツナギ 花は蝶形花。旗弁や翼弁、竜骨弁には小さな毛があるのが見える。








06.09年07月14日 コマツナギ 豆果はまっすぐな細い円筒形で、長さ2.5〜3cm、幅2.5〜3mm。







07.09年11月21日 コマツナギ 熟すと茶褐色になり、裂開して緑黄色の種子を3〜8個だす。光沢がある。







08.11年12月09日 コマツナギ 葉痕の維管束1個。




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