能代市風の松原植物調査


チガヤ(茅) (イネ科)多年草。


耕地の周辺や田のあぜ、海岸の草原などに生育し、群生する。
硬い鱗片に包まれた長い根茎を伸ばす。
稈は高さ30〜80cmで、細いが強く無毛で、節部だけ白色の長毛が束生する。

葉身は平でざらつき、長さ20〜50cm幅7〜12mmで、両端とも細く尖り、基部はしばしば葉鞘との間で柄状となる。

円錐花序は長さ10〜20nm、枝は直立して中軸にに寄り添い、花序全体が円柱状で銀白色の長毛に覆われる。
小穂は長柄のものと短柄のものとが対になってつき、披針形で長さ3.5〜4.5mmで基部に長さ12mmほどの長毛が輪生する。
苞穎は同形同大で披針形で膜質で小穂と同長で不明の脈があり両縁に数本の長毛がある。
もともと2小花からなるるが、第一(不稔)小花の護穎は膜質透明で長さ1mmで上の縁には不整の歯がある。
第2小花の護穎も退化して半透明の鱗片となりほとんど脈もない。
内穎は微小時に欠く。
雄しべ2個で、葯は長さ2.5mm、雌しべは長い2花柱を持ち柱頭は黒紫色、雄しべとともに小穂外に長く突き出して目立つ。

花期5〜6月。北海道〜九州〜沖縄。



01.12年06月08日 チガヤ 日当たりのよいところで生育。




02.12年06月08日 チガヤ 採取した固体は丈80cmで根元で根が折れてしまった。




03.12年06月08日 チガヤ 硬い鱗片に包まれた長い根茎を伸ばす。丈よりも長い根が横走する。




04.12年06月08日 チガヤ 伸びた根から又根を伸ばす。写真左下は根の断面で芯は中空で周囲も空洞がある。




05.12年06月08日 チガヤ 茎無毛。写真誌は断面ですが多少楕円形。




06.12年06月08日 チガヤ 茎の節部だけ長毛がある。節間部は肥厚する。




07.12年06月08日 チガヤ A=葉身は平でざらつき、長さ65mm、幅10mmで、両端とも細く尖る。B=基部は葉鞘との間で柄状となる。




08.12年06月08日 チガヤ 葉の表無毛。




09.12年06月08日 チガヤ 葉裏無毛。




10.12年06月08日 チガヤ 葉先鋭頭。




12.12年06月08日 チガヤ 葉の縁棘状でざらつく。




13.10年06月03日 チガヤ 葉鞘口部。葉耳・葉鞘は無毛。縁が多少赤みを帯びる。




14.12年06月08日 チガヤ 葉舌は1mm以内で、毛は3mmの長さ。




15.12年06月08日 チガヤ 花序は円柱状で銀白色の長毛に覆われる。長さ20cm。




16.13年06月11日 チガヤ A=雌しべ。B雄しべ。




17.13年06月11日 チガヤ 雌しべ。写真下、長い2花柱を持つ。長さ4mm。




18.13年06月11日 チガヤ 雄しべ2個葯は長さ2mm。




19.12年06月08日 チガヤ 小穂がとれた後の花柄。




20.12年06月08日 チガヤ 果実。




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