能代市風の松原植物調査

15年05月29日 シダの会 番外編 「大柄の滝」周辺の植物観察 その1

このシダの会は植物の勉強を目的に作られました。
ルーペの会長である佐藤さんに教えを請うとから始まりました。
佐藤さんは2001年に「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全」の植物調査の一員でもありました。そのときの調査資料もいくらか保管しており、これらを整理しながら、又追跡調査を行う意味もあって佐藤さんに月に2回教えて貰う事に致し現在に至っています。
調査ヶ所は主に能代市風の松原内です。まれに他の所も勉強の為に行きます。佐藤さん達が風の松原内を調べたときは377種でしたが現在は650種を越えるようです。
これからも調査を続けて行き、皆さんの参考になれば思い、又後生に残るように資料もできる限り収集し公開して行きたいと思っております。
これは私の希望です。ただ私も、メンバーの皆さんも知らないことが沢山ありこれから勉強しながらスキルアップを図って行きたいと思っているシダの会です。


15年05月29日 シダの会 番外編大柄(おおがら)の滝周辺の植物観察。その2
今日は風の松原を離れての植物観察会です。
佐藤さんの案内に従ってまずは向能代へ行ってチョウジソウの観察。後常盤にある毘沙門の森でルリソウを探すが見つからず。後大柄の瀧へ。
まず駐車場付近で観察後鉄製の階段を下りていくが新緑はとうに過ぎておりますがそれでも緑が目に滲みます。
階段を下りますとそこは川で、川と言っても日照り続きで小川のような状態です。
只し、川底は滑りますので注意が必要です。
ここはシダの宝庫のようなところで解らないシダもありました。観察後男滝の写真等を撮りながらもと来た道を引き返し駐車場でちょっと早いが日陰のベンチに座りながら昼食を食べますが、フジの花が弁当に落ちてきます。どこから散って来るのだろうと思いよくよく見ますと非常に高い木の上に絡んでいるのが見え納得。それにしても風情があります。
昼食後は大柄の滝へくる途中の弥助沢林道の観察に行きます。ここでもいろいろな植物に出会い本当に勉強になりました。メンバーの皆さんに感謝です。
本当に皆さんベテランばかりで、葉をみたただけで種名が解ります。私は只記録して目に焼き付けようと思いますがやはり映像を見ないと思い出せません。
今日は本当に貴重な一日になりました。又いろいろ採取した資料は押し花にしてなんらかの機会に皆様にお見せできるようにしたいと思っております。
写真等は時系列で掲載致します。尚写真が多いので、その1とその2の、2回に分けてアップいたします。

尚大柄(おおがら)の滝のアップは下記をクリックすれば見られます。

15年05月29日 シダの会 番外編 「大柄の滝」




01.15年05月29日 シダの会 向能代 チョウジソウ(丁字草)1 キョウチクトウ科
花の形がフトモモ科のチョウジの花に似ていることによる。







02.15年05月29日 シダの会 向能代 チョウジソウ2







03.15年05月29日 シダの会 向能代 フランスギク(キク科) 
欧州原産帰化植物。江戸時代の末期に渡来。各地に野生化した。







04.15年05月29日 シダの会 向能代 オオデマリ(大手毬)スイカズラ科 
日本では非常に古くから栽培されてる園芸種。ヤブデマリの花が全て装飾花になった。







05.15年05月29日 シダの会 向能代 ヤマナシ(山梨) バラ科
果実をつけていました。







06.15年05月29日 シダの会 向能代 ナズナ(薺)アブラナ科
果実の形を三味線のバチににたとえてペンペングサとも言う。室町時代から七草がゆに入れる。







07.15年05月29日 シダの会 毘沙門の森 ハナニガナ(花苦菜)キク科 
舌状花が黄色のものを言う。







08.15年05月29日 シダの会 毘沙門の森 アリノトウグサ(蟻の塔草)アリノトウグサ科 
小さな花をアリに、草全体をアリの塔(蟻塚)のたとえたものという。







09.15年05月29日 シダの会 毘沙門の森 ケナシヤブデマリ(毛無藪手毬)スイカズラ科 
花序などの毛が少なく無毛のものもある。







10.15年05月29日 シダの会 毘沙門の森 ジシバリ(地縛り)キク科 
別名イワニガナ。






11.15年05月29日 シダの会 毘沙門の森 フイリギボウシ(班入り擬宝珠)ユリ科 
園芸品種とされていますが、自生種にも斑が入るものもあります。どちらも、葉に白い斑が入り、葉がかなり大きいのが特徴です。







12.15年05月29日 シダの会 毘沙門の森 エビヅル(蝦蔓)ブドウ科 
落葉つる性木本。巻きひげで他物に絡みつく。赤いのは花でなく葉です。よく間違います。







13.15年05月29日 シダの会 大柄の滝 ミヤマヤナギ=ミネヤナギ(深山柳)ヤナギ科 
亜高山〜高山に生育。深山に多いからついた。







14.15年05月29日 シダの会 大柄の滝 ササバギンラン(笹葉銀蘭)ラン科 
ギンランに似て花が白色で葉が長く(矢印ーギンランは花茎より葉が短い)笹の葉を思わせることによる。







15.15年05月29日 シダの会 大柄の滝 ウゴツクバネウツギ(羽後衝羽根空木)スイカズラ科 
羽後地方に咲くことから由来。







16.15年05月29日 シダの会 大柄の滝 トウゲシバ(峠芝)ヒカゲノカズラ科 
芝とありますがシダの一種です。







17.15年05月29日 シダの会 大柄の滝 ツクバネ(衝羽根)ビャクダン科 
半寄生植物で他の植物の根や枝に寄生する。







18.15年05月29日 シダの会 大柄の滝 ウラジロヨウラク (裏白瓔珞) ツツジ科  
和名の由来は、花の様子が仏像が身につけている装身具(瓔珞・ようらく)に似ていること、葉の裏が白いことから付けられた。







19.15年05月29日 シダの会 大柄の滝 アワブキ(泡吹)アワブキ科 
生木を燃やすと切り口から泡ががでるので「アワフキ」といい、これがなまってアワブキと呼ばれるようになったと言われる。







20.15年05月29日 シダの会 大柄の滝 ミヤマカラマツ(深山唐松)キンポウゲ科 
茎先に白ないし淡い紫色の花をつける。 花弁はなく、萼片も早くに落ちてしまう。






その2も見て下さい。


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