能代市風の松原植物調査

15年08月20日 羽後朝日岳 1376m 部名垂沢コース 里程不明 2人行


今日はナリユキさんのお誘いを受けて2年前に登った羽後朝日岳への挑戦です。
朝4時半ナリユキさんのと待ち合わせし、ナリユキさんの車に同乗さて頂き出発です。いつもお世話になって申し訳ない。まだ暗いが段々明るくなってくる時間帯です。
登山口駐車場に着いて段取りをして、ナリユキさんは前回と同じく登山靴で、私はスパイク長靴です。
ただ簡易アイゼンはしませんでした。3年前はしていきました。これをしていけばよかった後で悔やむことになろうとは。

いよいよ登山開始です。最初は旧林道を歩くが、最初から藪コギが始まります。
2回位川にでたり又林道に入ったりします。
最後の堰堤を過ぎると、これからは川のゴーロ地帯を歩き川の渡渉を何回も繰り返し段々高度を上げていくが、石が動くし滑るしで歩きにくいし疲れる。
まず靴に水が入らないように注意しながら渡渉を繰り返す。
600m付近から巨石が現れてくる。
段々進んでいくと去年は水が見られなかった右の沢からも水が流れている。
これを左の沢に進路をとるとやがて二俣が見えてくる。いつもより水量が相当に多い。

二俣で休憩をとり、これから部名垂沢源頭上部まで標高差420mの滝等の登りが待っている。とにかく滑りやすく水量が多いため靴に水が入らないように、長靴に膝までスパッツを上げていくが、滝の飛沫又水流が直接に入ったりで段々長靴の中が濡れていく。
ナリユキさんは靴の中がドブドブの状態。
途中滝を巻いたり、直接滝を登ったりでとにかく滑って転ばないように注意して何とか1時間半弱で登り切る。

さてここからも問題の難所です。3年前とは比べものにならないぐらいの灌木が大きくなっており背丈以上に伸びている。
ナリユキさんが登山道を探しながら行く。マーキングがあるとはいえ少なすぎて見えない。
私が不足の分のマーキングをしながら迷いながらもナリユキさんの後をついて進んでいく。
眼鏡をしていると壊れてしまうので眼鏡を外して行くが今度は下が見えなく足が木にひっかったり踏み外したりする。
枝等が足、顔に容赦なくぶつかり痛い。それにしてもヤブコギは疲れる。
何とか灌木のヤブコギも終わり、頂上直下の御花畑にでる。アキノキリンソウ、チシマフウロ、ミヤマウスユキソウ等の花が咲いており疲れを癒してくれる。

ようやく山頂にたどり着く周囲の山々は雲がたれ込めて見えたり隠れたりしている。和賀岳、田沢湖、秋田駒岳が見える。頂上で三角点を探したが見つからずあきらめて昼食。カップラーメンにオニギリ。何と美味しいこと。食べていると背中が暑いぐらいでした。景色も堪能してお腹もふくれていざ下山です。山頂直下の御花畑で写真を撮りながらおります。又灌木のヤブコギが始まりますが、あれだけマーキングしたのに何回か迷うがすぐに解り部名垂沢源頭上部につく。

ここからナリユキさんとお互い再度転倒、滑らないないようにと注意しあいながら二俣までの標高差420mの急登の滝部を下山していく。
本当に滑る。細心の注意をはらいながら降りていく。四つんばいになったりしながら下っていく。
滝を巻いてあるところのロープを伝って降りるが滑る。

小さな滝を降りているときに浮き石に足を取られ転んだ時に右足首を捻ってしまった。それと肩にも、相当の加重がかかり痛めてしまった。幸いどちらも大事に至らないで済んだ。
このとき簡易スパイクを装着してくればよかったと思った。後はより慎重に下山していく。
でも持病の腰痛まで出てくる。

何とか二俣迄到着。大事なくてよかった。ナリユキさんからリンゴを頂きこれから登山口までの沢歩きに備える。

それにしても藪コギ、ゴーロの歩きは普通の登山道に比較して2〜3倍疲れる。腰、膝、足首に相当な負担がかかる。帰り何度かよろける。
ナリユキさんから見れば酔っぱらいが歩いているように見えたかもしれ黄昏時になってようやく登山口に到着。ほっとした。
ナリユキさんと健闘を称えて握手。一路駐車場まで。

本当に疲れた山旅でした。自宅に帰ってシャワーを浴びるとき身体を見たら至る所に打撲の後。
今日の山行9時間40分。歩いた歩数23000歩。

同行者ナリユキさんのブログはこちら
ルート図はナリユキさんの12年10月04日のブログを参考。



01.15年08日20日 羽後朝日岳 ルート図  12年10月04日 ナリユキさんのブログ参照



02.15年08日20日 羽後朝日岳 登山時間。







03.15年08月20日 羽後朝日岳 登山口。







04.15年08日20日 羽後朝日岳 巨石の上を歩いていくナリユキさん。







05.15年08日20日 羽後朝日岳 8時22分右岸側に見えた大きい滝。







06.15年08日20日 羽後朝日岳 キオン。







06.15年08日20日 羽後朝日岳 エゾアジサイ?。







08.15年08日20日 羽後朝日岳 ダイモンジソウ。







09.15年08日20日 羽後朝日岳 二俣。羽後朝日岳には左側の沢を行く。







10.15年08日20日 羽後朝日岳 この滝部の急登を登るナリユキさん







11.15年08日20日 羽後朝日岳 御花畑で見た花々。ハクサンフーロ。







12.15年08日20日 羽後朝日岳 ミヤマウスユキソウ。







13.15年08日20日 羽後朝日岳 部名垂沢源頭上部から見た羽後朝日岳。







14.15年08日20日 羽後朝日岳 頂上部の標柱。







15.15年08日20日 羽後朝日岳 頂上から見る田沢湖。







16.15年08日20日 羽後朝日岳 頂上から見る360度の展望。







17.15年08日20日 羽後朝日岳 和賀岳。







18.15年08日20日 羽後朝日岳 頂上でナリユキさんと。あまりのヤブコギで眼鏡を壊してしまうので外して来ている。







19.15年08日20日 羽後朝日岳 源頭上部からのルートと秋田駒ヶ岳。







20.15年08日20日 羽後朝日岳 御花畑で見た花々。トリカブト







21.15年08日20日 羽後朝日岳 ミヤマリンドウ。







22.15年08日20日 羽後朝日岳 ウメバチソウ。







23.15年08日20日 羽後朝日岳 ハクサンイチゲ。







24.15年08日20日 羽後朝日岳 トモエシオガマ。







25.15年08日20日 羽後朝日岳 部名垂沢源頭上部から二俣に下っていく。もの凄い急傾斜である。







26.15年08日20日 羽後朝日岳 このような滝を下っていく。







27.15年08日20日 羽後朝日岳 クサギ。







28.15年08日20日 羽後朝日岳 登山口に貼り付けてあった注意書き。




今日は疲れました。
21日は身体の節々が痛みます。
でも今頃達成感が沸いて来ています。
これもナリユキさんのおかげです。
感謝です。


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