能代市風の松原植物調査

15年09月26日 シダの会 秋田植物園 その2

このシダの会は植物の勉強を目的に作られました。
ルーペの会長である佐藤さんに教えを請うとから始まりました。
佐藤さんは2001年に「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全」の植物調査の一員でもありました。そのときの調査資料もいくらか保管しており、これらを整理しながら、又追跡調査を行う意味もあって佐藤さんに月に2回教えて貰う事に致し現在に至っています。
調査ヶ所は主に能代市風の松原内です。まれに他の所も勉強の為に行きます。佐藤さん達が風の松原内を調べたときは377種でしたが現在は650種を越えるようです。
これからも調査を続けて行き、皆さんの参考になれば思い、又後生に残るように資料もできる限り収集し公開して行きたいと思っております。
これは私の希望です。ただ私も、メンバーの皆さんも知らないことが沢山ありこれから勉強しながらスキルアップを図って行きたいと思っているシダの会です。


その1から続きます。


25.秋田植物園観察会 ウリカエデ(カエデ科)1 樹皮は瓜の皮に似ている。







26.秋田植物園観察会 ウリカエデ(カエデ科)2 葉は対生し、浅く3裂するか、ほとんど裂けない。カエデの仲間では、最も葉が小さい。縁には鈍鋸歯がある。翼果は水平に開く。







27.秋田植物園観察会 カラコギカエデ(カエデ科)落葉小高木。 雌雄同株。葉は単葉で対生。葉身は卵状楕円形。果実は翼果。







28.秋田植物園観察会 シロシキブ(クマツヅラ科)蕾状態。







29.秋田植物園観察会 ケンポナシ(クロウメモドキ科)葉は互生し、左右に2回づつ葉の着くコクサギ型葉序になることが多い。葉身は広卵形で質はやや薄い。縁には低い鋸歯があるが、大きく波うつ場合もある。基部から分岐する3主脈が目立つ。







30.秋田植物園観察会 オオバボダイジュ(シナノキ科)シナノキとの区別は花柄の付け根にある苞葉に柄がないことと、葉の裏に毛が密生するとことによる。







31.秋田植物園観察会 シナノキ(シナノキ科)葉は互生し、葉身は心円形、先は鋭尖頭、基部は通常心形。表面は濃緑色で無毛、裏面はやや白色を帯び、脈腋に褐色の毛がある。縁には鋸歯がある。







32.秋田植物園観察会 アワブキ(アワブキ科)葉は互生、洋紙質で長楕円形、縁には低い鋸歯がある。表面は無毛、裏面は褐色の毛がある。雌雄同株なのでほとんどの木に実を付けるが、花の密集度と比べると、実になる数は少ない。







33.秋田植物園観察会 アカナラ(ブナ科)樹皮は灰色で平滑で成木になると縦に裂ける。葉は長楕円条〜卵形で3〜9深裂し各裂片は3角状卵形〜卵状当楕円形で。、葉の表面は光沢があり互生。







34.秋田植物園観察会 ハクウンボク(エゴノキ科)果実は大きい。ボケ写真です。







35.秋田植物園観察会 シャクジョウソウ(ツツジ科)腐生植物であり、緑色の葉を発達させず、全株が白や黄色などをしている。地下に根が絡まりあった塊状の根茎を生じ、ここから地上に茎を立てる。茎には鱗片状になった葉を多数つける。花は先端に単独か数個をつけ、うつむいて咲く。







36.秋田植物園観察会 エゾユズリハ(トウダイグサ科)葉が細いのが特徴。







37.秋田植物園観察会 サワフタギ(ハイノキ科)本当に美しい色でした。果実はゆがんだ卵形で、青色から藍色に熟す。葉は互生し、葉身は紙質で倒卵形または楕円形、縁には低く細かい鋸歯がある。葉の先端は短鋭尖頭で内側に向く。基部は広いくさび形。







38.秋田植物園観察会 リョウブ(リョウブ科)葉は互生して枝の先に集まる。倒卵形で先は鋭頭、基部は楔形、縁は鋭鋸歯がある。朔果は毛が密生し、褐色に熟す。中には黒い種子が多数ある。







39.秋田植物園観察会 ハナズオウ(マメ科)葉はハート形でつやがあり、葉柄の両端は少し膨らむ。長さ数cmの豆果をつけ、秋から冬に黒褐色に熟す。花蘇芳の名は、花弁の色がスオウ(蘇芳)で染めた色に似ているため。







40.秋田植物園観察会 ミヤマウメモドキ(モチノキ科)日本海側に分布。山地の湿ったところに生え、高さは2〜3m。雌雄異株。葉は皮針形で互生。ウメモドキよりも細長いのが特徴。6月ごろに白色の地味な花を咲かせます。果実は秋に鮮やかな赤色に熟し、目立。







41.秋田植物園観察会 何のランかな?。







42.秋田植物園観察会 イボタノキ(モクセイ科)どこにでもある木です。







43.秋田植物園観察会 ミヤマイボタ(モクセイ科) 記録はしませんでしたが、比較したら確かにミヤマイボタの葉が小さかった。








44.秋田植物園観察会 モクゲンジ(ムクロジ科) 枝先に長さ15〜40cmの大形の円錐花序を直立し、黄金色の小さな花を多数つける。花は直径1cmほど。花弁の基部には赤いハート形の付属体がある。







45.秋田植物園観察会 フサザクラ(フサザクラ科)バラ科とも違いました。フサザクラの一番の特徴は花。雌雄同株、両性花で、3〜4月に葉に先駆けて咲く。花弁が無く、暗紅色の葯をつける雄しべが10本以上垂れ下がる。雌しべは、雄しべの根元に多数ある。







46.秋田植物園観察会 シモツケ(バラ科)枝の先の花序に良い香のする花を多数、密につける。葉は互生し、葉柄は短い。







47.秋田植物園観察会 ヒョウガミズキ(マンサク科)仲間のトサミズキは、7〜8個の花を下垂するので、穂状花序だが、本種の花序は、2〜3個の花からなる。葉は対生し、葉身は卵形。縁には鋸歯がある。実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。







48.秋田植物園観察会 トサミズキ(マンサク科)穂状花序で、垂れ下がるように花をつける。 花の色は淡い黄色である。 花弁は5枚、萼片も5枚である。葉は幅の広い卵形で互生。 葉には柄があってつけ根は心形、先はやや尖る。 葉の縁に鋸歯があり、葉の裏面には毛が生える。







49.秋田植物園観察会 帰り仁別森林博物館を見学。ここのトレードマークである森林を運ぶ機関車。







50.秋田植物園観察会 杉にもいろいろな材があるようです。初めて知りました。






来年花の時期に叉行きたいものです。








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