能代市風の松原植物調査

 15年11月05日 シダの会 番外編 十二湖植物観察会

このシダの会は植物の勉強を目的に作られました。
ルーペの会長である佐藤さんに教えを請うとから始まりました。
佐藤さんは2001年に「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全」の植物調査の一員でもありました。そのときの調査資料もいくらか保管しており、これらを整理しながら、又追跡調査を行う意味もあって佐藤さんに月に2回教えて貰う事に致し現在に至っています。
調査ヶ所は主に能代市風の松原内です。まれに他の所も勉強の為に行きます。佐藤さん達が風の松原内を調べたときは377種でしたが現在は650種を越えるようです。
これからも調査を続けて行き、皆さんの参考になれば思い、又後生に残るように資料もできる限り収集し公開して行きたいと思っております。
これは私の希望です。ただ私も、メンバーの皆さんも知らないことが沢山ありこれから勉強しながらスキルアップを図って行きたいと思っているシダの会です。



15年11月05日 シダの会 番外編 十二湖植物観察会

今日は番外編でいつも第二木曜日を変更して第一木曜日にして、風の松原ではなくどこか他の所の観察会となっておりましたが、私のカレンダーに予定が入っておりませんでした。すっかり忘れていました。待ち合わせ時間は8時半ですが落合さんからTELがそれでようやくわかった次第です。迎えに来て頂くやら時間の浪費をさせるやらメンバーの皆さんに大変ご迷惑をかけました。

今日は車中で十二湖へ行こうと言うことになりました。晩秋の十二湖の紅葉も所々僅かに残っておりましたがほとんど終わっておりました。木々の葉を落とすとこれも又一景で大崩、崩れ山等がはっきり見えます。今日はいつもと違うコースを歩きいろいろな植物を見ることができました。
それとわからない種の採取(散策道の脇)をできたことです。特にシダ類の採取ができてよかったと思う。自宅に戻ってこれらの資料を丁寧に保存してシダの会を終わりました。
今日も会のメンバーに教えられことが大変多く感謝です。この会をやってブログに発信したのは12年07月13日からです。
毎月2回の定例会となっておりますが、なんかかしらお互いが初めて見る新しい発見があります。
4人の会ですがこれからも長く続き教えを請えるように祈っております。
次回からは忘れないようにきちっと予定表に書いておきます。




00.シダの会 十二湖編 十二湖の成り立ち。本当によいところです。







01.シダの会 十二湖編 ツルウメモドキ(ニシキギ科)果実。果実は熟すと3つに割れ橙赤色の仮皮種に包まれた種子がでる。







02.シダの会 十二湖編 アサダ葉は互生。不揃いの重鋸歯がある。両面とも毛があり触るとビロード感覚。冬芽は図鑑と違い先が尖っている。間違っているかも?。







03.シダの会 十二湖編 何の木か検討しているメンバーの皆さん。どうもケヤキらしいがはっきりとしたことはわからなかった。







04.シダの会 十二湖編 フユノハナワラビ(ハナヤスリ科) 落合さんが胞子嚢に触ったら煙のように沢山の胞子を飛ばしていました。







05.シダの会 十二湖編 ヤマボウシ(ミズキ科)幼木です。葉の縁が細かく波打ち、成木の樹皮はうろこ状に剥がれてマダラ模様になる。







06.シダの会 十二湖編 エゾシロネ(シソ科)葉は卵形〜菱状長卵形。やや薄く鈍頭で光沢がない。







07.シダの会 十二湖編 シダの検討をするメンバー。







08.シダの会 十二湖編 アケボノソウ(リンドウ科)果実は熟すと2裂し、裂片がそり返る。







09.シダの会 十二湖編 ムサキシキブ(クマツヅラ科)果実は美しい紫色。







10.シダの会 十二湖編 アケボノシュスラン(ラン科)果実期を迎えています。







11.シダの会 十二湖編 ネコノメソウ(ユキノシタ科)







12.シダの会 十二湖編 サラシナショウマ(キンポウゲ科)葉は大きな3回3出複葉。種子は長さ2mm、翼がある。







13.シダの会 十二湖編 オオタチツボスミレ(スミレ科)がまだ咲いていました。.







14.シダの会 十二湖編 ノブキ(キク科)そう果は放射状に並び、冠毛はなく、先の方に腺体がある。







15.シダの会 十二湖編 オオサワハコベ(ナデシコ科)秋田にはオオサワハコベが記載されており、サワハコベが記載されていない。サワハコベより全体が大きい。







16.シダの会 十二湖編 ヒメジソの虫こぶ。割ってみたら中にカメムシのような幼虫が入っていた。次の動画を見て下さい。







17.シダの会 十二湖編 ヒメジソの虫こぶの中にいた虫ですがカメムシに似ていますがはてなんでしょうか?。
15年11月09日 落合サンから
ヒゲブトグンバイ 目, カメムシ目. 科, グンバイムシ科.。







18.シダの会 十二湖編 デワノタツナミソウ?(シソ科)1.細長い地下茎がある、茎の毛は少なくて短く下向き、花の下唇に紫点がない(かあっても小さい)、葉の裏面脈上にのみまばらに開出毛がある、葉の裏面に腺点がある.







19.シダの会 十二湖編 デワノタツナミソウ2。







20.シダの会 十二湖編 ナツエビネ(ラン科)花は淡紫色で10〜20個つける。花穂は蕾の時、重そうに下を向いている。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。







21.シダの会 十二湖編 (ミヤマ)ホツツジ(ツツジ科)低山でも見られるホツツジは葉の先がとがり、花冠の裂片が巻き込まず、花柱もほとんど曲がらない。







22.シダの会 十二湖編 ヤナギタデ(タデ科)葉を噛むととにかく辛い







23.シダの会 十二湖編 はてこれは何でしょうか?。







24.シダの会 十二湖編 根のように伸ばしている苔でしょうか?。







25.シダの会 十二湖編 金山の池から望む晩秋の風景。紅葉も終わりです。大崩、崩れ山方面。







26.シダの会 十二湖編 自然の妙。







27.シダの会 十二湖編 タチギボウシ(ユリ科)果実。タチギボウシは秋に稔り、翼を持つ種子を作る。茎の上部に長く残り、風で散布されるのを待っている。







28.シダの会 十二湖編 クレソン=オランダガラシ(アブラナ科)。花は白色で直径約6mm。果実は長さ1〜2cmの曲がった円柱状の長角果、熟すと2裂する。







29.シダの会 十二湖編 ハルニレ(ニレ科)すっかり葉を落とし春芽をつけていた。冬芽は卵状三角形で、花芽は丸みを帯びて広卵形になる。芽燐は5〜6枚で、褐色の短毛が生える。





今日も教えて頂きありがとう御座います。

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