能代市風の松原植物調査

15年12月02日白神岳1235m 蟶山コース 里程13km 単独

今日は昨日のお天気予報からAMはよくなるとのことで前日から段取りをして忘れ物のないようにと、冬山登山の段取りをして早寝をして早朝パソコンで天気を調べたらAMはお日様マーク。
2日4時35分出発してコンビニ食料を調達して登山口に向ます。登山口着5時25分。まだ暗く車のライトと懐中電灯の明かりで段取り。
いざ出発になって携帯とカメラを忘れたことに気づきあとの祭りです。
気を取り直して登山届けを出して5時50分出発。ヘッドライトをつけていく。
登山道はそよ風も吹かず私の粗い呼吸音と落ち葉を踏む足音だけです。
マテ山・二俣分岐を過ぎ最後の水場までは雪がありません。今年は雪が少ないように思う。
最後の水場を過ぎる辺りから薄っすらと雪が積もってくるがつぼ足で大丈夫。マテ山分岐にたどり着き、尾根に出てブナ街道を行くが段々雪が多くなってくる。意外と硬雪になっている。このまま硬雪であって欲しいと願う。

最後の急登大峰分岐迄0.8kmのポールがありここでアイゼンを装着する。ここまでは20〜30cmの積雪量。これからが急登で段々積雪量がおおくなってくる。1100m付近からつぼ足で膝まで雪に埋まる。1150m地点、大峰分岐直下辺りから灌木が邪魔をして登山道が完全なくなる。
灌木を乗り越えてできるだけ近いルートで、灌木のヤブコギのない所を探しながら登っていく。
ようやく大峰分岐の尾根にたどり着いたがここから又頂上まで難所。
でもここまでは埋まってもアイゼンを装着して登ったのは正解でした。
今の時期に限って言えばスノーシュウでは無理と思います。雪が多いと灌木が雪に覆われて雪原になり歩きやすいが、まだ今の時期灌木だらけで登山道も一部しかわからず灌木の中を通ったりでルート取りでも難儀をするし雪が柔らかく膝までよく埋まる。膝が濡れてきて大丈夫かと心配されるが多少は冷たかったがお天気に助かられる。

大峰分岐から頂上までのラッセルの連続で足が重くて遠いこと。
頂上に向かう途中何度戻ろうかと思いながら葛藤を続ける。
今年の3月向白神岳にナリユキさんの案内で行ったときの言葉を思い出して「下を向いて登っていればいつかはつく」を思い出しながら夢遊病者のように雪を漕いでいく。ようやくトイレ、避難小屋に到着。後僅かと思いながら登っていく足取りが重いが最後を登り切り頂上へ。
着いた途端帰る体力があるのか心配になってくるが・・・。
大峰分岐から頂上まではスノーシューが便利で楽です。頂上に着いて回りを見たら雲で全く見えない。風は穏やか。

気温も以外と高いようである(後であった鎌田さんの温度計を見たら5度であった)。ご飯を食べながら周囲の山々を見ていたら一人の人が登ってくる。
この頃から雲がなくなり全貌が見える。鳥海山、岩手山までも見える。カメラを忘れて来たこと悔いる。ただ目に焼き付けるばかり。
そうしたら何とナリユキさんが登ってくる。又大峰分岐の方を見たら小さく2人が登って来る。
全部で5人です。
凄いと思いながらナリユキさんとお話してラッセルありがとうと言われたとき嬉しかった。疲れが吹き飛んだようでした。喜ばれことは何ごとにも代え難い。登ってきてよかったと思う。
登った証拠にと思いナリユキさんに写真を1枚撮っていただく。私も寒くなってきましたので、お先に下山する。

下山してすぐ鎌田さんが登ってくる。少しお話しして別れ、登ってきたトレースを辿って下山する。
頂上から大峰分岐直下までのルートはたいして間違っていなかった。
後続の人達にもルートで迷惑をかけることもなかったと思う。
私の後に4人ものトレースがあると下りも楽だ。

0.8km地点でアイゼンを外してつぼ足で歩く。雪で滑って転ばないように注意して歩くが、雪はもう腐ってきていた。マテ山分岐〜最後の水場へと順調に下りマテ山・二俣分岐に向かうがここで両足の膝の後ろが吊り歩けない状態。すぐに薬を服用し事なきを得たが5分ぐらい足を曲げられず伸ばしたままでした。この近くの水場で11月19日水をマグカップで飲んだときにカラビナから外れてマグカップが斜面に落ちどこに落ちたかわからず回収できなかったが、今回よく見ながら行ったら光るものがあり下りて見たら私の落としたステンレス製のマグカップでした。回収できて大助かりです。

後は一路マテ山・二俣分岐〜登山口を目指してそれこそ転ばないように注意して下山できました。丁度2時着。

着替え尾をして眼鏡を外したらパソコン用のメガをしていました。家を出るときにパソコンで天気予報を見てそのままです。お笑いぐさです。月に一度は登りたい山 白神岳を登ることができました。これで64回目です。

今日の山行=登り4時間44分。頂上休憩46分。下山2時間30分=8時間10分。歩いた歩数おそらく28000歩だと思います。

帰りいつもの鰰館でソフトで喉を潤して帰宅。片付けをしてサウナへ。雪焼けの為か顔がヒリヒリする。後夕食時に美味しいビールを飲んでいたらナリユキさんが来て今日の登山の写真が入ったメモリーステックを持ってきていかように使ってもらっても結構ですとのこと。二重三重の喜びでした。ナリユキさんありがとう御座います。使わせて頂きます。それにしても今度から忘れないように注意します。


この下の写真は全部ナリユキさんからお借りしたものです。
ナリユキさんのブログはこちらです。


01.15年12月02日 白神岳 登山時間。







02.15年12月02日 白神岳 朝は白神岳は雲の中。







03.15年12月02日 白神岳 上は下の駐車場。下は登山口の駐車場。今は通行止が解除されているのに。







04.15年12月02日 白神岳 ブナ帯付近のブナ林。







05.15年12月02日 白神岳 大峰分岐〜白神岳方面樹氷







06.15年12月02日 白神岳 岩崎方面を望む。







07.15年12月02日 白神岳 大峰分岐手前の急登部。木々が覆い被さってトンネルのよう。







08.15年12月02日 白神岳 大峰分岐直下の展望から見る頂上のトイレ。







09.15年12月02日 白神岳 笹につく樹氷。







10.15年12月02日 白神岳 大峰直下の斜面。どこが道路かわからない。下は私ともう一人の登山者のトレース。.







11.15年12月02日 白神岳 大峰分岐から向白神岳を望む。いつもはバックに岩木山が見えるがこの時は見えない。







12.15年12月02日 白神岳 頂上に立っているのが私です。トレースがきれいに見える。トイレも。







13.15年12月02日 白神岳 雲も逃げて行き、頂上から見る岩木山の勇姿。







14.15年12月02日 白神岳 登ってくる鎌田さん達。







15.15年12月02日 白神岳 きれいに見える八甲田山。







16.15年12月02日 白神岳 頂上からパノラマ写真。世界遺産地域。







17.15年12月02日 白神岳 ナリユキさん。岩木山・八甲田山をバックに。下はナリユキさんに撮っていただいたものです。頂上の雪はまだ三角点が見え30cm程度。他は50cmもあるところがあります。







18.15年12月02日 白神岳 左トイレと右避難小屋。まだ玄関から入れます。







19.15年12月02日 白神岳 何とも不思議な現象です。このような雲(又はPM2.5)?は初めて見ました。







20.15年12月02日 白神岳 下山する皆さん。ナリユキさんは一番最後のようです。






又来月お邪魔いたします。
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