能代市風の松原植物調査


オオバナ(ノ)ミミナグサ(大花(の)耳菜草) (ナデシコ科)多年草。


海岸沿いの草地や岩礫地。丈15〜60cm。
茎は叢生し全体に開出毛を密生する。

花は疎らな集散花序につき白色で、花径は25〜30mmくらいあり大きい。 花弁の数は5枚で、先が2つに割れる。 萼片は5個。
ミミナグサの場合は萼片と花弁の長さは同じくらいであるが、萼片は花弁の半分以下の長さである。 雄しべは5個、雌しべは1個。花柄は長く約3cm。

葉は長さ1〜5cmで長い楕円形で、対生し、卵形〜長楕円形で無柄で長さ1〜3cm幅3〜10mm。
葉の縁に鋸歯はなく、先は丸い。

花の後にできる実はさく果。

花期:6〜7月。北海道から本州の東北地方北部、九州(北部)。

注.ここではオオバナミミナグサとします。




01.15年06月12日 オオバナミミナグサ 風の松原内でこのような藪の中で生育している。




02.15年06月12日 オオバナミミナグサ 採取した個体は丈90cm。走出枝で生育しているようです。下部で枝分かれしている。




03.15年06月12日 オオバナミミナグサ 根は地を這っている。




04.15年06月12日 オオバナミミナグサ 走出枝から出る根。




05.15年06月12日 オオバナミミナグサ 茎に毛があり、稜がある。写真下は茎の断面ですが、芯が中空。




06.15年06月12日 オオバナミミナグサ 葉がつく茎は肥厚している。




07.15年06月12日 オオバナミミナグサ 葉は対生。




08.15年06月12日 オオバナミミナグサ 葉は茎に抱く。葉腋からでる花柄。




09.15年06月12日 オオバナミミナグサ 左が茎の下側につく葉。右が上側につく葉。




10.15年06月12日 オオバナミミナグサ 標準的な葉。長さ40mm程度。上が表側、下が裏側。




11.15年06月12日 オオバナミミナグサ 葉の表側に毛がある。




12.15年06月12日 オオバナミミナグサ 葉先尖る。




13.15年06月12日 オオバナミミナグサ 鋸歯はなく全縁。縁に毛がある。




14.15年06月12日 オオバナミミナグサ 葉の基部は茎を抱き、広いくさび形。




15.15年06月12日 オオバナミミナグサ 葉の裏側主脈状に毛がある。




16.15年06月12日 オオバナミミナグサ 花は葉腋から立ち上がり枝分かれを繰り返して枝先に花をつける。




17.15年06月12日 オオバナミミナグサ 2対になって咲いていた個体。




18.15年06月12日 オオバナミミナグサ 花柄の分岐に小さい托葉がある。長さ4mmで毛があり倒披針形。




19.15年06月12日 オオバナミミナグサ 花の径17mm。萼片5個。




20.15年06月12日 オオバナミミナグサ 花柄の長さ12mmで毛があり腺毛が混じる。




21.15年06月12日 オオバナミミナグサ 写真上は、萼片5個で径10mm。写真下下は上が外側で毛があり繊毛が混じる。下が内側で、無毛だが縁に毛がある。広線形。




22.15年06月12日 オオバナミミナグサ 花弁5個。雄しべ10個。雌しべ1個で5花柱。




23.15年06月12日 オオバナミミナグサ 花弁の長さ10mmで先が2裂する。




24.15年06月12日 オオバナミミナグサ 1個の雄しべ。長さ5mmで花糸白色で無毛。




26.15年06月12日 オオバナミミナグサ 子房wお縦に切断。中に種子が入っている。





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