能代市風の松原植物調査


コメナモミ(小雌菜揉) (キク科)1年草。


日本全土の山野の荒れ地や道ばたなどに生えるメナモミに比べて全体に小さく、ほっそりしている。

茎は直立し。高さ0.35〜1m。

葉は対生して茎とともに毛は短くまばら。葉は5〜13cm。

頭花は多数で、その柄には短い伏毛がまばらに生えるが、腺毛はない。
総苞片は5個、花床には鱗片があってそれぞれが小花を抱き、外側の鱗片は総苞片とともに室が暑く、有柄の腺を密生して、粘液を分泌する。
小花は黄色、花冠が3裂した雌花の舌状花と5裂した両性の筒状花よりなる。

果実は長さ2mmで、光沢のある黒色で冠毛はなく、粘る鱗片や総苞片とともに動物の身体について散布される。

花期は9〜10月。日本全土。



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