能代市風の松原植物調査


ジャノヒゲ(蛇の髭) (キジカクシカ科)常緑多年草。


山野の林内に生える。匐枝をだしてふえ、群生することが多い。

葉は根生し、長さ10〜20cm、幅2〜3mmの線形。花茎はやや扁平で高さ7〜15cmになり、はくしょくまたは淡紫色の花を総状につける。

果皮は早く落ちるので、種子がむきだしになって成熟する。
種子は直径約7mmで碧色。

花期は7〜8月。北海道〜九州。



01.09年11月26日 ジャノヒゲ 地下茎が横に這い群生する。常緑で日陰でもよく茂る。風の松原内には繁殖地沢山ある。




02.10年04月02日 ジャノヒゲ 写真上は、根の状態は、茎葉と根の部分の長さほぼ同じ長さで20cm。根の下部は太くなる。地下茎は横に這い伸び増える。相当に強い根です。写真下 地下匐枝の節には鱗片葉が付いているが、古くなると落ちる。




03.10年04月02日 ジャノヒゲ 葉表。微細な鋸歯がある。とありますが私のカメラでは解りません。




04.10年04月02日 ジャノヒゲ 葉裏側に気孔帯がある。




05.09年08月06日 ジャノヒゲ 白い花を総状に下向きにつける。この個体は1個だけであった。花被片は6個。




06.09年08月06日 ジャノヒゲ 花被片は6枚、雄しべは6個。雌しべ1個。




07.09年11月26日 ジャノヒゲ 種子は葉の根元で成熟するので、掻き分けないと見え難い。丸くて艶があり、晩秋頃までは緑色。果柄は短く無毛で萼片も無毛。




08.09年12月20日 ジャノヒゲ 冬期、コバルトブルーの丸い実をつける。大変きれい。




09.09年11月26日 ジャノヒゲ 外果皮と中果皮と種子。




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