ジャニンジン(蛇人参) (アブラナ科)1〜越年草。
丘陵〜山地の湿った林縁に生育する。高さは40〜50cm。
茎は細く、稜がある。
葉は互生、奇数羽状複葉で薄い。
小葉は2〜9対で、深く切れ込み、鋸歯を持ち、基部に耳片(葉の基部には耳状の付属体と呼ばれる張り出しがあり、茎を抱く)を持つ。
幅が非常に細く、さらに切れ込んで特徴的である。
花序は総状であるが、長くのびず、花の間が詰まっている。
花は4枚の花弁を持つ十字形花で、花弁は長楕円形へら形で、長さ3mm程度、色は白色。
花弁の退化した花もある。
雄しべ6個。雌しべ1個。萼片は広線形。
果実は長角果で、長さ2cm程度。種子は長楕円形、長さ約1.3mm、基部に狭い翼がある。
花期は4〜5月。北海道〜沖縄。
01.15年05月14日 ジャニンジン 主幹は直立か又はやや斜上して生育。写真左正面。写真右真上。
02.15年05月14日 ジャニンジン 沢山の長角果をつける。
03.15年05月07日 ジャニンジン 採取した個体の丈は63cm。枝分かれが激しい。
04.15年05月07日 ジャニンジン 根は細く少ないが根張りは強い。
05.15年05月07日 ジャニンジン 茎に稜があり、毛がある。写真下は茎の断面で芯は空洞。
06.15年05月07日 ジャニンジン 葉は互生、奇数羽状複葉で薄い。
07.15年05月07日 ジャニンジン 小葉は2〜9対で、深く切れ込み、鋸歯を持ち、基部に耳片(葉の基部には耳状の付属体と呼ばれる張り出しがあり、茎を抱く)を持つ。
08.15年05月07日 ジャニンジン 葉軸にまばらに毛がある。写真右下は葉軸の断面。
09.15年05月07日 ジャニンジン 葉の表側無毛。
10.15年05月07日 ジャニンジン 葉の裏側主脈状に疎らに毛がある。
11.15年05月07日 ジャニンジン 葉の先鈍頭で尾突起がある。縁に毛がある。
12.15年05月07日 ジャニンジン 葉の縁に鋸歯があり一様ではない。
13.15年05月07日 ジャニンジン 総状に花をつける。
14.15年05月07日 ジャニンジン 花序は総状であるが、長くのびず、花の間が詰まっている。写真上は正面。写真下は上から。
15.15年05月07日 ジャニンジン 花は4枚の花弁を持つ十字形花で、花弁は長楕円形へら形で、長さ3mm程度、色は白色。雄しべ6個。雌しべ1個。写真上正面。写真下は斜めから。
16.15年05月07日 ジャニンジン 花径6mm。
17.15年05月07日 ジャニンジン 花弁は長楕円形へら形で、長さ4mm。
18.15年05月07日 ジャニンジン 花弁を取り除いた雄しべと雌しべ。
19.15年05月07日 ジャニンジン 雌しべの長さ6mmで花柱な緑色で無毛。柱頭やや白色に近い。
20.15年05月07日 ジャニンジン 雌しべの長さ6mmで花柱な緑色で無毛。柱頭やや白色に近い。.
21.15年05月14日 ジャニンジン 果柄に毛がある。
22.15年05月14日 ジャニンジン 長角果は長い物で3cm。
23.15年05月14日 ジャニンジン 長角果の一部を拡大。種子が入っているところがふくらんでいる。無毛。
24.15年07月26日 ジャニンジン 長角果を開いて取りだした種子は長さ約1mm弱で、円柱形〜長楕円形で薄くて方眼紙線が透けて見える。