能代市風の松原植物調査


シャクチリソバ
(赤地利蕎麦) (タデ科)多年草。


茎は塊状の根茎より束生し、高さ0.5〜1mで無毛。中空で時に紅色を帯びる。

葉は長柄があり三角形で、下面脈状に硬い短毛がある。

上部の葉腋から長い花枝を出しその一側に多細胞の短毛が列になって生え枝先は2〜4個に分枝して花穂となり白色の花をつける。
花は径5〜6mmで、萼は白色で基部近くまで深く5裂。雄ずい8個で、葯は紅色。雌ずい1個で3花柱がある。

果実は三角形で鋭い3稜があり、長さ8mmで黒褐色。

花期は秋。インド北部〜中国原産。



01.シャクチリソバ 風の松原内の陽当たりのよい土手で生育しているが個体数が少ない。




02.10年07月26日 シャクチリソバ 茎は多少湾曲しして生育している。茎の約半分下は薄茶色の茎、上部半分は緑色。葉は互生につく。葉腋から花が出る。枝葉は1本で全体的に枝数は少ない。




03.10年07月26日 シャクチリソバ 根は白くそんなに深く地中には入っていない。




04.10年07月26日 シャクチリソバ 茎に節がある。




05.10年07月26日 シャクチリソバ 上部半分上の茎です。緑色をしており無毛。




06.11年08月3131日 シャクチリソバ 茎は円形でなく多少稜が感じられ6角形の形をし、芯は中空。




07.10年07月26日 シャクチリソバ 丸みを帯びた三角形で長い柄があり、シャクチリソバは明らかな葉柄を持っている。葉身は長さ8〜15cmになり、基部は浅い心形で、先は尖る。




08.10年07月26日 シャクチリソバ 葉の表側表面は無毛。




09.10年07月26日 シャクチリソバ 葉の基部は心臓形から切形。




10.10年07月26日 シャクチリソバ 葉の先は鋭頭〜小凹型。




11.10年07月26日 シャクチリソバ 葉の縁は波形の鋸歯。




12.10年07月26日 シャクチリソバ 葉の裏面は主脈が浮きでており、裏面の脈上に短毛がある。




13.10年07月26日 シャクチリソバ 葉柄に溝があり、その溝に一方向に毛がある。




14.10年07月26日 シャクチリソバ  花は、秋に上部の葉腋から花柄を伸ばして2〜3に分岐して、ソバに似た白い小花を数個つける。




15.15年08月25日 シャクチリソバ 花には花弁がなく、花弁のように見えるのは、5個に深裂した白色の萼片。




16.09年07月30日 シャクチリソバ 上部の葉腋から花柄を伸ばし、いくつかに分岐して、花穂状の花序をつける。




17.09年07月30日 シャクチリソバ A=雌しべ1個で3花柱で、白色半透明、雌しべの基部には8個の黄色い蜜腺がある。雄しべよりも長い。B=雄しべは8本で葯は赤紫色。




18.11年08月31日 シャクチリソバ 雄しべ花糸は無毛。黄色の丸く玉のように見えるものは蜜線。




19.10年07月26日 シャクチリソバ 萼は白色で基部近くまで深く5裂。




20.10年07月26日 シャクチリソバ 花柄には一方向に毛がある。




21.12年10月19日 シャクチリソバ 果実長さ8mm、黒褐色果実の上側の肩がやや下がる3稜形。




22.12年10月19日 シャクチリソバ 果実は3稜形で先は尖る。



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