能代市風の松原植物調査


スベリヒユ(滑り?) (スベリヒユ科)1年草。


日当たりのよいところに多い。

茎は赤紫色を帯び、地をはって広がる。

葉は長さ1.5〜3.5cm、赤紫の光沢があり、へら状で基部はくさび形。

花は黄色で直径6〜8mm。日が当たると開き、暗くなると閉じる。
花弁はふつう5個。
萼片は2個、花弁5、雄しべ7〜12、雌しべ1よりなり花柱の先は5裂する。

果実は熟すと横に裂け、上部が脱落する蓋果で、長さ約5mm。中には黒い種子が多数入っている。

花期は7〜9月。日本全土。



01.10年09月21日 スベリヒユ 生育状況。このぐらいになると地面を這い、結構な広がりになる。




02.10年08月30日 スベリヒユ 採取して見た草姿。上部で枝分かれ激しいようです。叉葉も上部に集まってつきます。




03.10年08月30日 スベリヒユ 根の張り具合はそうでもなくすぐ引き抜ける。




04.10年08月30日 スベリヒユ 茎は赤褐色で無毛。




05.10年08月30日 スベリヒユ 葉は互生で枝分かれが多い。




06.10年08月30日 スベリヒユ 葉は束生してつく。




07.10年08月30日 スベリヒユ 葉は倒卵形で鋸歯なし。左葉の表側無毛。右葉の裏側無毛で、裏側に腺点がある。葉柄は短く無毛。葉先は円形で基部楔形。




08.10年08月30日 スベリヒユ 葉の表は腺点がある。




09.10年08月30日 スベリヒユ 葉の裏も腺点がある。




10.12年09月04日 スベリヒユ 花は茎頂に数個が集まってつき、直径6〜8oの黄色の5弁。雄しべ7〜12個、雌しべ1個。柱頭は5分岐。萼片は2個。




12.11年09月08日 スベリヒユ 熟した果実。円錐形で長さ5mm。




13.11年09月29日 スベリヒユ 果実は熟視と横に裂け蓋が取れて黒い種子を吐く。蓋果と呼ばれる。沢山の種子が入っている。




14.11年09月08日 スベリヒユ 種子は大きさ07mm以下で表面に突起がありアオツヅラフジの種子に似ている。



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