能代市風の松原植物調査


ススキ(薄・芒) (イネ科) 多年草。


平地や日当たりのよい山地に生え、大きな株を作って群生する。
太くて短い根茎がある。高さは1〜2m。基部は径3〜7mm。

葉は葉身20〜60cm幅6〜20mmで、中央に幅2〜3mmの白い筋があり、細長い線形で、ふちはざらつき(微鋸歯&歯列)、裏面は少し毛がありやや粉白色を帯びる。
葉鞘は長く茎を包み、茎の節よりも長い。
葉の基部や葉鞘・節などに軟毛がある。
葉舌は白色膜状で高さ1.5mmほどで上のヘリにまばらに短毛が生える。

花序は長さ15〜30cmで、10〜25本の総からなり、中軸は総より短く総の長さは10〜30cm。
総には長柄をもつ小穂と短柄を持つ小穂が対になってつき、小穂は長さ5〜7mmで、基部に白色又は僅かに淡紫色を帯びた長さ7〜12mmの長毛を束生する。
2小花からなるが第1小花は退化。
第2小花の護穎に芒(8〜15mm)があり、小穂の先から長く突き出し、途中で屈折する。
葯は黄色、柱頭は褐色〜暗紫色、まれに白色。

果実は倒披針状楕円形で暗褐色、光沢があり長さ2.1〜2.3mm。

花期は9〜10月。北海道〜九州。



調査中

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