能代市風の松原植物調査


セイヨウヤブイチゴ
(西洋藪苺) (バラ科)落葉ツル性小低木。


他のものに寄り掛かり、また地を這って長さ2〜3mに伸びる。
茎は全面に硬い棘があり、若枝には黄褐色の軟毛を密生。後に無毛となる。

葉は3〜5掌状複葉で長さ6〜12cmの卵円形〜卵形、葉縁は鋭い鋸歯があり葉先は尖る。
花のつく前年枝の葉は3出複葉で、小葉は卵形(3浅裂するものも)で、葉縁に鋸歯があり葉先は尖る。
下面は一般に綿毛を密生して白色。葉柄の基部には線形の托葉が2個生える。

花は枝先に円錐形に集まってつき直径2.5〜3cm淡紅色の5弁花〜7弁花。
雄ずい多数。雌ずいは円錐形の花床上にあって多数。

花後黒色球形の果実(液果)が集まって球形のかたまりとなり、各果おのおの1種子を入れ、熟後も花床から脱落することなく、残存する萼とともに塊のまま落下する。

花期:5〜6月。北米原産?。



01.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 生育状況。




02.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 花の咲いた状態。




03.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 刺で完全武装し 中々近寄り難い。茎稜があり、四角形の形。




04.11年0月15日 セイヨウヤブイチゴ 葉は互生です。この個体の葉は3〜5掌状複葉。3出複葉。




05.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 卵形の小葉には鋸歯があります。左側表の葉。右側が裏側の葉。




06.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 葉の表側に長い毛がある。




07.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 鋸歯がある。



08.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 葉先は鋭頭。




09.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 葉の基部は円形から切形。



10.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 葉の裏側の脈状に毛があり。脈が白くて裏面に浮きでる。




11.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 枝や葉柄 葉軸や葉の裏の主脈に鋭い刺が無数に生える。




12.11年0月15日 セイヨウヤブイチゴ 頂小葉の小葉柄に毛があり




13.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 花は5弁花で径は4cm位で大きい。




14.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 花を横から記録したもの。




15.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 花のつぼみですが、萼片に毛がある。




15−1.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ これは1個の花被片です。2cm以上ありスプーン形。




16.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 雌しべの拡大写真ですが花柱は薄緑色で毛はありません。それにしても多いです。子房も緑色で無毛。




16−2.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 雄しべ何個あるのか数え切れません。中央の緑色は雌しべのようですがこれも沢山あえる。




17.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 雄しべ花糸は白く無毛。




18.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 雄しべの長さ7mm。花糸白色無毛。約茶色。




19.11年06月15日 セイヨウヤブイチゴ 萼片5個で毛がある。




20.11年0月15日 セイヨウヤブイチゴ 萼片にも花柄にも毛がある。




21.11年07月21日 セイヨウヤブイチゴ 少しずつ赤く熟してきています。写真下、8月25日、黒く熟してきた果実。




22.11年08月12日 セイヨウヤブイチゴ 果実は長さ3mmで長卵形で表面に縞模様がある。1果に1種子。




inserted by FC2 system