能代市風の松原植物調査


セリ
(芹) (セリ科)多年草。

小川、湿地などに生える。
高さ20〜50cm。全体無毛でもむと特有の香りがある。
地下茎をのばし、秋に節から新芽をだしてふえる。

葉は1〜2回3出羽状複葉でやわらかい。小葉は卵形でふちには深い鋸歯がある。

茎先から複散形花序をつける。花序は基部の葉と対生、5〜15個の大花柄に10〜25個の小花柄の先に花をつけ、小さな花を隙間なくかさ形に並ぶ。
大花柄のもとには総苞片がなく、小花柄のもとには細い総苞片がある。

果実は無毛長さ約3mmの楕円形で、小さな5萼片(萼歯ともいう)と2花柱が残存し、2分果に分かれ、分果の切り口は半円形である。隆起線はコルク質で、すべて太くて低い。

花期7〜8月。日本全土。



01.10年08月08日 セリ 他の草に混じってやや湿った所に生育している。




02.10年08月08日 セリ 採取した資料ですが丈80cmの個体。多少茎は曲がって生育。




03.10年08月08日 セリ 根は細くすぐに抜ける程度の根。




04.10年08月08日 セリ 茎には稜があり無毛。茎の断面はいろいろあるがこの個体は5角形で芯は空洞。




05.10年08月08日 セリ 茎に節がありここで茎は曲がり、ここから枝分かれして葉がつく。




06.10年08月08日 セリ 葉は互生し1〜2回3出羽状複葉となる。




07.10年08月08日 セリ 小葉は卵形で荒い鋸歯がある。葉の表裏。





08.11年08月08日 セリ 葉の表側無毛。




09.11年08月08日 セリ 葉の先尖る。




10.11年08月08日 セリ 葉の縁に鋸歯。




11.11年08月08日 セリ 葉の基部はくさび形で、葉柄は短く無毛。




12.11年08月08日 セリ 葉の裏側無毛。




13.09年09月01日 セリ 小形の複散形花序を出し、白色5弁の小さな花を開く。花弁は5で内側に曲がり、雄しべは5本。




14.14年08月14日 セリ 上段正面。中断横から。下段葉の裏側。




15.10年08月08日 セリ 複散形花序。上は上から。中は裏から。下は拡大。




16.11年08月05日 セリ 5花弁2柱頭。雄しべ5個ですが、雄しべは落ち、雌性期となり柱頭が目立つ。雄しべの葯がついているのが3個あと2個は脱落している。下は小花を後ろから記録したもの。




17.14年08月14日 セリ 小花を縦に切断したもので、長さ4mm程度で柱頭が目立つ。



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