能代市風の松原植物調査


セイヨウミヤコグサ(西洋都草) (マメ科)多年草。


道ばたや芝地などに生える。長い直根があり、茎は地面を這い長さ10〜40cm、中空ではない。

葉は粉白色を帯び、茎、葉、萼に毛がある。葉は三出複葉で互生する。
5個の小葉があるようにも見えるが、基部の2枚は托葉(5小葉の複葉とする見解もある)。
小葉は卵形〜倒卵形で長さ1cm。葉腋に花柄をだし、長さ1〜1.6cmの黄色い蝶形の花を3〜7個つける。
萼は長さ4〜8mmで先は5裂し、裂片は萼の筒部と同長又はやや短いことが多く、まばらな毛がある。

蝶形花では、2枚の竜骨弁に挟まれるようにして、雄しべや雌しべが収納されていえる。
ミヤコグサの場合、竜骨弁は合着し、烏帽子状になっている。このままでは花粉を昆虫に委ねることができないが、竜骨弁の先端に穴があり、昆虫の動きが刺激となり、この穴から花粉が押し出されてくる仕組みになっている。

豆果は、2〜3.5pで熟すと2裂し、それぞれが螺旋形によじれ、はじけて黒い種子を散布する。

花期4〜10月。ヒンズークシー〜ヨーロッパ原産。



01.10年06月22日 セイヨウミヤコグサ 日当たりのよい道路上と脇に生育。




02.10年06月22日 セイヨウミヤコグサ このように株状に生育。葉は対生。




03.10年06月22日 セイヨウミヤコグサ 根は太く長く白い。なかなか根張りがあって抜けません。それだけ強い根です。




04.10年06月22日 セイヨウミヤコグサ 下側の茎は赤褐色です。




05.10年06月22日 セイヨウミヤコグサ 茎の上部は緑色と赤褐色の色が混ざりあっている。




06.10年06月22日 セイヨウミヤコグサ 葉は5小葉に見えますが、下の2枚の葉は托葉です。(5小葉の複葉とする見解もある)。表裏とも無毛です。全縁で縁も無毛。




07.10年06月22日 セイヨウミヤコグサ 花か茎の上部につき、6個つく。




08.10年06月22日 セイヨウミヤコグサ 萼片は5個。




09.10年06月22日 セイヨウミヤコグサ 花の造りは旗弁・翼弁・竜骨弁からなる。




10.10年06月22日 セイヨウミヤコグサ 横から見た、花の造りは旗弁・翼弁・竜骨弁からなります。萼5個。




11.10年06月02日 セイヨウミヤコグサ 翼弁とってみた写真です。雄しべが8個?。雌しべは緑色。




12.10年06月21日 セイヨウミヤコグサ ミヤコグサとセイヨウミヤコグサの葉の大きさの違い。セイヨウミヤキグサの葉が小さし葉が角張っていて一枚の小葉は菱形に見える。




13.10年06月25日 セイヨウミヤコグサの花は5個以上つきます。 ミヤコグサの花は1〜3個しかつきません。




14.11年08月04日 セイヨウミヤコグサ 豆果。




15.11年08月04日 セイヨウミヤコグサ 豆果の形。




16.11年08月04日 セイヨウミヤコグサ 豆果に入っている種子。




17.11年08月04日 セイヨウミヤコグサ 種子の形。ジャガイモの形に似ています。




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