能代市風の松原植物調査


セイタカアワダチソウ
(背高泡立草) (キク科)多年草。


観賞用に栽培されていたものが野生化し、戦後急速に全国に広がった。風の松原内にも増えてきている。
川の土手や荒れ地に大群生し、高さ1〜2.5mにもなる。
長い地下茎を伸ばしてふえる。茎や葉には短毛があってざらざらする。

葉は密接してつき、長さ6〜13cmの披針形で、先はとがる。
鋸歯は低くてしばしば不明。両縁が下面に向い曲がる傾向にある。

茎の先に長さ10〜50cmの大型の円錐花序をだし、高さ10〜50cm、花枝は著しく広く開き、しばしば弓なりに反り返り、直径約6mmの黄色の頭花を枝の上側にかたよって多数つける。
舌状花は雌性で、舌状部は細くて小さく、長さ4mmほど。
総苞は長さ3〜3.5mm。総苞片は線形で3列に並ぶ。

果実(そう果)は長さ1mmで、細毛があり花冠は汚白色。

花期は10〜11月。北アメリカ原産。



01.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 風の松原の中にも群生地が増えだしています。茎は直立し高さ2m以上ある。




02.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 採取した固体。茎の半分以上に葉がつき茎上




03.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 長い地下茎を伸ばしてふえる。手では引き抜こうとしても無理。




04.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 茎は短毛があり、木質化しており、茎の断面は円形で芯に髄が詰まっている。




05.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 葉は茎の半分上につき、葉はお互い密接してつき互生。




06.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 葉の形の変異。左側は下。右側側が上方につく葉。




07.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 葉は長さ11cm幅2.5cmで、披針形。葉質は薄く縁が下面に曲がる傾向にある。




08.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 葉の表側無毛。




09.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 葉先鋭頭。




10.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 低い鋸歯がある。




11.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 基部は楔形で柄は3mm。




12.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 葉の裏側無毛。




13.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 花序は円錐形。




14.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 花序。写真上は上から。写真下は横から。




15.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 1本の花序枝から2〜3個程度の筒状花をつける。




17.11年10月18日 セイタカアワダチソウ 矢印は花柱。先は2裂。




18.11年11月23日 セイタカサワダチソウ 沢山の果実をつけている。




19.11年11月23日 セイタカサワダチソウ 果実のアップ。




20.11年11月23日 セイタカサワダチソウ 1個の果実。種子は1mm。冠毛白色で3mm。



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