能代市風の松原植物調査


ダンドボログギク(段戸襤褸菊) (キク科)1年草。


高さ0.5〜1.5mになりほとんど無毛。

葉は長さ5〜40cm、幅1.5〜4pの線形または線状披針形で、ふちには不ぞろいの鋸歯があり、ときに羽状に裂ける。
上部の葉は茎を抱く。下部の葉の基部は楔形になる。ごくまばらに微毛がある。

花序は直立し、茎の上部に円錐花序をだし、小さな頭花を上向き(下向きに垂れない)につける。
頭花はすべて細い筒状花(舌状花はない)からなり、花冠の先は淡黄色〜緑黄色、下部は白色。
花柱の先は2裂し、裂片は棒状で先は尖らず老成しても巻くことがない。
総苞は円筒形で、長さ1〜1.5cmで、総苞内片は1列にきれいに並ぶ。外片はごく小さい。一般に無毛。

痩果は褐色、長さ約1.8oの長楕円形、茶色の縦肋がある。冠毛はそう果から脱落しやすい。

花期9〜10月。北アメリカ原産。



01.09年08月20日 ダンドボロギク 茎は直立し、上部で分岐する。高さ1.5m程。




02.09年08月20日 ダンドボロギク 茎は緑色で無毛。稜があり円形ではない。




03.09年09月23日 ダンドボロギク 葉は互生。




04.09年08月20日 ダンドボロギク 葉は細長く、縁には不揃いな鋸歯がある。上部の葉では茎を抱く。




05.09年08月21日 ダンドボロギク 表側の葉。葉は細長く、縁には不揃いな鋸歯がある。




06.09年08月21日 ダンドボロギク 裏側は主脈が太く浮きでる。




07.09年08月21日 ダンドボロギキ 葉の違いの比較。左ベニバナボロギク、右はダンドボロギク.JPG




08.11年08月27日 ダンドボロギク 葉の表面に粉毛のようなものがある。




09.11年08月27日 ダンドボロギク 葉先尖る。




10.11年08月27日 ダンドボロギク 葉の縁は不揃いな鋸歯。




11.11年08月27日 ダンドボロギク 基部は茎に抱く。基部は広いくさび形。




12.11年08月27日 ダンドボロギク 写真上、葉の裏の主脈と側脈に毛があえう。写真下は葉面無毛。




13.11年08月27日 ダンドボロギク 葉の切断面ですが主脈が太きい。




14.09年08月20日 ダンドボロギク 上部に円錐花序を出し、頭花を上向きに多数つける。すべて筒状花。




15.09年09月23日 ダンドボロギク 頭花は、細い筒状花だけでできている。総苞内片は1列にきれいに並ぶ。




16.09年08月22日 ダンドボロギク 頭花はすべて両性の筒状花からなる。筒状花の花冠カップは5裂。花柱は、先端で2裂。




17.11年08月27日 ダンドボロギク 花の切断面。




17.11年08月27日 ダンドボロギク 花の切断面。




18.11年08月27日 ダンドボロギク 筒状花は長さ15mm。




19.11年08月27日 ダンドボロギク 花柄に毛がある。A=総苞外片はごく小さい。。B=総苞は円筒形で、長さ1〜1.5cmで、総苞内片は1列にきれいに並ぶ。




20.09年09月24日 ダンドボロギク 白い冠毛。




21.13年0927日 ダンドボロギク 総苞片が破れてそう果が出てくる所です




22.13年0927日 ダンドボロギク そう果は褐色、長さ約1.8oの長楕円形、茶色の縦肋がある。冠毛は白色、長さ約14o。




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