能代市風の松原植物調査


タチバナモドキ
(橘擬き) (バラ科)常緑低木。


高さ2〜4m。

葉は互生し、短枝に束生し、長さ5〜6cm、幅4〜8oの狭長楕円形〜狭倒卵形で革質。
縁は全縁又は波状の鋸歯がある。
葉柄は長さ1〜2.5o又は無柄。葉裏に灰白色の毛が密生するのが特徴。

葉の脇の散房花序に径5〜8mmの白い花を5〜10個開く。
花弁と萼片は5個で、花弁は長さ約4o。雄しべは20個。
花糸は長さ1.5〜2o。雌しべは5個。

果実は径5〜8mmで、平たい球形で橙黄色に熟す。先端に萼片が残る。
種子はは3稜形で長さ3mm。1個の果実に4個の種子が入ってる。

花期5〜6月。中国原産。



01.09年06月14日 タチバナモドキ 明るい日差しの土手手で生育。まだ幼木。




02.10年01月12日 タチバナモドキ 樹皮は灰褐色。横長の皮目が目立つ。




03.09年06月14日 タチバナモドキ 硬く丈夫な短枝の鋭い刺。




04.09年06月14日 タチバナモドキ 葉は互生し、短枝に束生。




05.11年08月26日 タチバナモドキ 葉は厚くすべすべして革質。




06.11年08月26日 タチバナモドキ 表側は無毛。




07.11年08月26日 タチバナモドキ 葉の縁に低い鋸歯がある。




08.11年08月26日 タチバナモドキ 葉先鈍形で微突起がある。




09.11年08月26日 タチバナモドキ 葉の基部は楔形。葉柄は1cm程で無毛。




10.11年08月26日 タチバナモドキ 葉の裏には毛がある。




11.09年06月14日 タチバナモドキ 葉の脇の散房花序に径5〜8mmの白い花を5〜10個開く。




12.09年06月14日 タチバナモドキ 写真上は横から。写真下は正面から。




13.09年06月14日 タチバナモドキ 花弁と萼片は5個で、花弁は長さ約4o。雄しべは20個。花糸は長さ1.5〜2o。雌しべは5個。




14.09年10月31日 タチバナモドキ 果実は径5〜8mmで、平たい球形で橙黄色に熟す。写真下は果実の断面。




15.09年11月12日 タチバナモドキ 種子はは3稜形で長さ3mm。1個の果実に4個の種子が入ってる。




16.10年01月12日 タチバナモドキ 冬芽。




17.16年01月24日 タチバナモドキ 頂芽、側芽とも長さ3mmで、赤褐色で綿毛に包まれている。披針形から紡錘形。枝も綿毛に覆われる。




18.16年01月24日 タチバナモドキ 葉痕は円形で維管束1個。




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