チャシバスゲ(茶芝菅) (カヤツリグサ科)多年草。
山地や海岸の芝地に生育。
長い匐枝を伸ばし生育する。
葉は有花茎よりも短く、幅2〜3mm。雄小穂は棍棒状で長さ1〜2cmで、淡褐色。
雌小穂は1〜3個つき、長さ1〜2cm。苞の葉身はほとんど発達しない。
雌鱗片は明らかな褐色部分があり、先は鋭頭。果胞は長さ約3mmで、細脈があり有毛で、短い嘴があり、口部は凹型。
そう果は頂部に円柱状、盤状又は環状の付属体があるか、直立する嘴がある。
果期5〜7月。分布北海道、本州(中部以北)
01.14年04月14日 チャシバシゲ 日当たりのよい土手に群生。有花茎に頂小穂雄花、側小穂雌花は1小穂しかつけていません。
02.14年04月14日 チャシバシゲ 採取した資料は、有花茎は直立し20cmの個体。前年の葉は長く40cmもある。
03.14年04月14日 チャシバシゲ 根は強く手では抜けない。
04.14年04月14日 チャシバシゲ 基部の鞘は茶色で包葉が覆っているように見える。
05.14年04月14日 チャシバシゲ 葉は硬くスベスベしている。幅3mmで、表革無毛。前年の葉は非常に長く40cmもあった。前年のの縁にザラザラ感がある。本年の葉にはザラザラ感はない。葉の裏側無毛。葉の断面は緩いV字形。
06.14年04月14日 チャシバシゲ このように有花茎のい上に雄小穂、下に雌小穂。
07.14年04月14日 チャシバシゲ 左写真は、雄花序長さ20mmの個体。中央は雄しべのアップ。右写真は雄しべ花穂を縦に切断。
08.14年04月14日 チャシバシゲ 上写真は花粉を出し切ってしまった雄しべ。長さ2〜3mm。
09.14年04月14日 チャシバシゲ 左写真は、雌しべの長さ20mmの個体。中央写真は雌しべのアップですが、花柱には毛がある。。右側写真は雌しべを縦に切断。
10.14年04月14日 チャシバシゲ 果胞と雌しべ2柱頭。鱗片。あまりにも小さくようやく記録できました。Aは不要な雌しべです。