能代市風の松原植物調査


ツメクサ
(爪草) (ナデシコ科)1〜越年草。


庭や道端などに多い。
高さ2〜20cm。茎は根本から分枝して株をつくり、茎の上部には腺毛がある。

葉質は厚く、長さ7〜18mm幅0.8〜1.5mmの線形で基部で左右のものが連合し、托葉はなく先はとがる。

花は直径約4mmと小さく、葉腋に1個ずつつく。萼片5個で腺毛がある。
花弁は白色で5個あるが、ときに退化してないものもある。
5花柱の雌しべ1よりなる。雄しべ5個。

さく果はほぼ球形で、熟すと先が5裂して種子を吐く。種子は黒色で径04〜0.5mmとごく小さいが、全体に先がとがった細かい突起がある。

花期は3〜7月。の本全土。



01.09年07月07日 ツメクサ 1〜2年草。庭や道端などに生える。非常に小さい植物で葉も細く目立たない。




02.11年06月25日 ツメクサ 採取した資料。丈20cm。よく分枝し、その先の茎は立つか這うように広がる。茎には節がある。葉は対生し、針形で深緑色で先端はとがる。




03.11年06月25日 ツメクサ 根は相当力がある。




04.14年07月14日 ツメクサ 茎は無毛で、茎の断面を見ると稜があり多少楕円形。芯はは中空のようです。




05.09年07月07日 ツメクサ 葉は無毛で対生し、基部で合着する。濃緑色で厚くやや多肉質。全体的に柔らかい。線形の葉はとがる。花の下から出る葉が特に長い。




06.11年06月25日 ツメクサ 濃緑色で厚くやや多肉質でやや柔らかい。葉は針形で、上が表側、下が裏側。葉脈が解らない。無鋸歯。葉の表裏は無毛。葉先は尖る。基部は対になる葉と膜質でつながって短い筒状になる。




07.11年06月25日 ツメクサ 葉の裏側に白い線が見えます。気孔帯?。




08.11年06月25日 ツメクサ 葉の脇から長い花柄をだし、白色5弁の小さな花を開く。




09.09年06月18日 ツメクサ 葉の脇から長い花柄をだし、白色5弁の小さな花を開く。




10.11年06月25日 ツメクサ 花柱は5個。花弁5個。




11.11年06月25日 ツメクサ 横から見た花。雄しべ5個。雄しべ花糸無毛。子房の上に雌しべ柱頭5個。




12.11年06月25日 ツメクサ 花弁と萼片を取り除いた子房とめしべと雄しべと雄しべ。




13.11年06月25日 ツメクサ 花径4mm程。萼5個。萼に腺毛がある。




14.14年07月01日 ツメクサ 果実が沢山つく。1個の果実の長さは4mmで、果柄の長さ10mmで無毛。




15.14年07月14日 ツメクサ 種子の径は0.5mmで突起がある。




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