能代市風の松原植物調査


ドイツトウヒ
(独逸唐檜) (マツ科)常緑高木。


高さ40m、径80cmに達する。樹冠は広い円錐形。樹皮は褐色。老木になると帯紅褐色又は灰色になり、厚い鱗片状に剥がれ落ちる。

葉は線形で扁平で長さ2cm横断面は菱形。葉は枝に密着してつき、枝にらせん状または蒲鉾状に多数密につく。先端は尖り多少曲がる。葉裏の主脈状の両側に白い気孔帯がある。

花は雌雄同株。球果はトウヒ属の中でもっとも大きく長さ10〜20cm、径3〜4cm。

その年の10月頃に褐色に熟す。種子は暗褐色。

花期5〜6月。ヨーロッパ原産。



01.16年02月22日 ドイツトウヒ まだ幼木だが樹幹は円錐形。




02.16年02月22日 ドイツトウヒ 樹皮は褐色。老木になると帯紅褐色又は灰色になり、厚い鱗片状に剥がれ落ちる。




03.16年02月25日 ドイツトウヒ 枝は水平に出るが大きな枝は垂れ下がることが多い。放射状に伸び円形の樹幹を作る。




04.16年02月22日 ドイツトウヒ 枝は対生に見える。




05.16年02月25日 ドイツトウヒ 1年枝は赤黄褐色で、毛はない。葉枕は赤黄褐色で、主軸に対して上向きに出る。朱書きヶ所が葉枕。




06.16年02月25日 ドイツトウヒ 横断面。写真上は葉が螺旋状に出るタイプ。写真下は葉が平行に出るタイプ。




07.16年02月25日 ドイツトウヒ 葉の長さ12mm〜20mm。枝先につく葉は短い。葉は先で曲がる。触ると痛い。




08.16年02月25日 ドイツトウヒ 葉の断面は菱形。




09.16年02月25日 ドイツトウヒ 標準的な葉で葉の表,裏面に気孔帯がある。




10.16年02月25日 ドイツトウヒ 葉の裏表側の他に2面ありこれにも気候帯がある。葉は全部で4面あり、全部の面に気孔帯がある。




11.16年02月25日 ドイツトウヒ 先はやや曲がり尖り触ると痛い。




12.16年02月25日 ドイツトウヒ 葉の基部で葉枕部がついている。




17.16年02月25日 ドイツトウヒ 沢山の球果をまだつけている。




18.14年04月08日 ドイツトウヒ 球果は長さ15cm径30〜45mmの円柱形。




19.16年02月25日 ドイツトウヒ 球果を切断した横断面。左柄側。右が先端側。




20.16年02月25日 ドイツトウヒ 左種鱗背面。右種鱗腹面。卵形で長さ20〜25ッm幅15〜20mmの個体。




21.16年02月25日 ドイツトウヒ 種鱗内面に種子が右写真の種子が2個入る。翼果は長さ17mm幅7mmで、種子は4mmの個体。種子部は全体30%の大きさ。70%は翼。




22.16年02月25日 ドイツトウヒ 枝先につく冬芽。花のように見える。




23.16年02月25日 ドイツトウヒ 葉痕は円形。維管束1個。




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