能代市風の松原植物調査


トドマツ=アカトドマツ (椴松) (マツ科)常緑針葉樹。


山地。北海道を代表する針葉樹。エゾマツやアカエゾマツ、ダケカンバ、ナナカマドなどと根生する。純林をつくることもある。

樹形は円錐形で常緑高木。高さ30m径80cmほどになる。枝は斜め上向きに伸びる。

冬芽はヤニに厚く覆われている。

樹皮は灰褐色。地衣類に覆われて灰白色になっているものも多い。
枝は若枝に淡褐色の毛が多い。

葉は、長さ2cmの線形で先端は僅かに凹む。
表面は青みを帯びた緑色で、裏面には白色の気候帯が2本ある。

花は雌雄同株。雄花は長さ約7mm前年枝の葉腋に群がってつく。
雌花は直立する。球果は長さ5cm径2cmほどの円柱形で初め帯紫色、完全に熟すと茶色になる。
種鱗は幅1.6cm程の扇形で、両面とも褐色の毛がある。苞鱗は種鱗よりも長い。熟すと種鱗は脱落する。

類似種の区別点はエゾマツは葉が硬く先が尖る。樹皮は黒っぽく鱗片状に剥がれる。
トドマツの葉は柔らかく先が尖らない。

花期6月。北海道、南千島、サハリン。




01.16年02月22日 トドマツ(アカトドマツ) 樹形は円錐形。




02.16年02月24日 トドマツ 枝は水平に張りだし円錐形の樹形を作る。




03.16年02月22日 トドマツ(アカトドマツ) 樹皮は灰褐色。点状の皮目と枝の折れたヶ所は目のような皮目が残る。




04.16年02月25日 ドドマツ 枝の樹皮は背褐色でひび割れている。葉痕の痕が残っている。




04−2.16年03月06日 ドトマツ 葉枕は発達しない。若枝に黒い毛がある。




05.16年02月25日 ドドマツ 枝は対生になっているよう。それにしても凄い葉の量です。




06.16年02月25日 ドドマツ 葉は螺旋状に出る。




07.16年02月25日 ドドマツ 葉の長さ19〜33mm。




08.16年02月25日 ドドマツ 葉の両面に気候帯がある。表面は主脈が凸。裏面脈は凹む。




09.16年02月25日 ドドマツ 葉先は凹む。




10.16年02月25日 ドドマツ 柄基部の面。




11.16年02月25日 ドドマツ 葉の断面。上が表側。下が裏面。扁平。




花の記録のためNOを開けてあります。



20.16年02月25日 ドドマツ 冬芽白いヤニに覆われている。




21.16年02月25日 トドマツ 葉痕は円形で維管束1個。




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