リギダマツ (−−) (マツ科)常緑高木。雌雄同株。
樹形は広円錐形または不整偏平円錐形をなす。
樹皮は幼樹では薄く、赤褐色であるが、老木は赤褐色ときに黒灰色で深く裂け亀甲状に裂け目ができ、厚い不規則な断片となって、剥がれ落ちる。
葉は剛強で3針葉、初め淡緑色のち暗緑色となる。
球果は卵状楕円形で淡褐色を呈し光沢があり鱗片には棘ある。これが特徴。
種子はアカマツより大形で倒卵形で黒色または暗褐色をなし長い翼がある。
幹から幼条を出し、葉を着生し、また切株からも萌芽する特性がある。
リキダマツは学名の rigida を日本名にし、それにマツをつけたものである。
松枯れに対して抵抗性があり、見本林や公園などに植栽されている。
出展不明。
01.08年10月28日 リギダマツ 風の松原内の元営林署事務所前に4本位あるだけです。見学者がガイドさんに説明を受けているところです。
02.08年10月28日 リギダマツ 黒灰色で深く裂け深く裂け亀甲状に裂け目ができ、厚い不規則な断片となって、剥がれ落ちる。幹から幼条を出し、葉を着生し、また切株からも萌芽する特性がある。
03.10年01月11日 リキダマツ 折れた枝を見たら上側がアカマツのような樹皮で、下側の枝はクロマツの樹皮と同じ。やはり日焼けするのでしょうか。
04.08年10月28日 リギダマツ 短枝に棘がある。
05.10年05月21日 リギダマツ 葉芽。下は葉芽えの縦断面。
06.10年02月04日 枝の比較。左から、クロマツ・オウシュウクロマツ・リキダマツ・リキダマツ(樹力の落ちた木)
07.11年05月12日 リキダマツ 葉に点線状の気候列があり長さ13cmの固体。
07−2.18年02月16日 リキダマツ 葉の断面は3稜形〜中央が凹むもので迄。
08.11年05月31日 リキダマツ A=葉芽。B=飯花序。C=雄花序。
09.11年05月31日 リキダマツ 雌花序で段々球果に近くなってきた。下は縦断面。
10.10年01月11日 リギダマツ 稔った若い球果。球果には硬い棘がある。
11.11年05月31日 リキダマツ 雄しべ。花粉を出した終えた
後の雄しべ。
12.11年05月31日 リキダマツ 雄しべ。雄花の横の断面拡大。と2個の雄しべなさ3mm程。
13.18年02月16日 リキダマツ 種鱗の裏に翼果が2個入る。種鱗長さ15mm巾10mmの固体。
14.18年02月16日 リキダマツ 翼果長さ15mm巾5mmの固体。種子は黒色で長さ4mm程で3稜形。