能代市風の松原植物調査

植物名一覧表
科別一覧表
更新履歴
風の松原の成り立ち
風の松原に守られる人々の会 ボランティア活動
ルーペの会観察記録
シダの会観察会
参考図書
登山記録
リンク集



リョウメンシダ
 (両面羊歯) (オシダ科) 常緑性

特徴は、3回羽状複葉で、最下羽片下向きで小羽片長く苞膜は大型で灰色の腎形。
根茎は横走っするが短く太い。
葉は叢生し、葉柄は長さ20〜40cmで葉への鱗片は下部に線上披針形のものがやや密につけ、上部には線上のものがまばらにつき全縁で淡褐色で大きいもので長さ2cmに達する。
葉身は3〜4回羽状複葉し長卵状披針形で長さ40〜65cm巾15〜30cmで鋭尖頭で基部は円形から心形。
小片は長楕円形で鈍頭か鋭頭。2次小羽片は広楕円形で鋭頭で無柄か短い柄があり長さ0.5〜1cm巾2.5mm鋸歯縁。
脈は目立たず脈状の鱗片は線形で長さ0.5〜1mm。
葉質は紙質で淡緑色、胞子嚢群をつなげない部分は葉の表裏が同じに見える(リョウメンシダの名はこれによる)。
胞子嚢群は葉脈に頂生、葉身の下部中央から外に向けて順につき位置は裂片の中肋より。
苞膜は大きく、円腎形で全縁、まれに毛のあるものもある。胞子には葉縁帯がある。
北海道から九州までの日本各地にある。特に杉林の適地には多い。



01.12年08月26日 リョウメンシダ 根茎は横走するが短く、太い。葉は叢生し、葉柄は長さ20〜40cm。




02.12年08月26日 リョウメンシダ 丈70cmの個体。




03.12年08月26日 リョウメンシダ 葉身は3〜4回羽状複生し、長卵状広披針形、長さ40〜65cm、幅15〜30cm、鋭尖頭、基部は円形〜心形。




04.12年08月26日 リョウメンシダ 葉柄の長さ35cm。




05.12年08月26日 リョウメンシダ 葉柄の鱗片は下部には線状披針形のものがやや密に、上部には線状のものがまばらにつき全縁、淡褐色。




06.12年08月26日 リョウメンシダ 羽片の表裏側。小片は長楕円形で鈍頭か鋭頭。




07.12年08月26日 リョウメンシダ 小片は長楕円形で鈍頭か鋭頭。




08.12年08月26日 リョウメンシダ 2次小羽片は広楕円形で鋭頭で無柄か短い柄があり長さ0.5〜1cm巾2.5mm鋸歯縁。脈は目立たず脈状の鱗片は線形で長さ0.5〜1mm。葉質は紙質で淡緑色、胞子嚢群をつなげない部分は葉の表裏が同じに見える。




09.12年08月26日 リョウメンシダ 胞子嚢群は葉脈に頂生、葉身の下部中央から外に向けて順につき、位置は裂片の中肋寄り。苞膜は大きく、円腎形で全縁、まれに毛のあるものもある。





inserted by FC2 system