能代市風の松原植物調査

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ヤブカンゾウ
(藪萓草) (ユリ科)多年草。

道ばたや土手、林のふちなどに多い。有史以前に中国から帰化したと考えられている。
根はところどころ紡錘状にふくらむ。
葉は長さ40?60cm、幅2.5?4cmの広線形。花茎は高さ0.8?1mになり、直径約8cmの橙赤色の花を数個つける。
花は八重咲きで、雄しべと雌しべが弁化して八重咲きになる。完全に弁化していない雄しべもまじっている。花筒は長さ約2cm。結実しない。
花期は7?8月。
北海道?九州。



01.10年07月21日 ヤブカンゾウ ヤブカンゾウの群生地です。




02.10年07月21日 ヤブカンゾウ 葉の間から夏に花茎を伸ばし花茎を出し、上部に径約8cmの黄赤色の花を数個つける。




03.10年07月21日 ヤブカンゾウ 葉は根本からしか出ません。この個体は5枚の葉しか出ていませんでした。茎は直立して生育する。弓状に曲がって垂れる。




04.10年07月21日 ヤブカンゾウ 根は丈夫で抜くのに力が必要でした。文献では根は黄色で、所々が肥厚して豆粒のようになっている。とありますが私には、球根のように見えます。




05.10年07月21日 ヤブカンゾウ 根は黄色で、所々が肥厚して豆粒のようになっている。と文献にありますが私には球根に見えます。下写真は球根を半分に切ってみた。何かデンプン質がありそうな感じです。




06.10年07月21日 ヤブカンゾウ 花茎の下部は稜がややはっきりし断面が膨れた三角形状になっている。茎部ですが、葉が茎を抱いているのが解ります。茎の左側に葉が3枚、右側に2枚ついています。葉の断面が中空になっているのは何でしょうか。下写真は上部の茎の断面ですが五角形に見えます。芯は中空です。




07.10年07月21日 ヤブカンゾウ V形をした葉の断面です。上側が表で下側が裏面です。




08.10年07月21日 ヤブカンゾウ 葉の表裏無毛、葉は広線形でV字型




09.10年07月21日 ヤブカンゾウ 葉の先は鋭尖形。葉先は舟状に閉じている。




10.10年07月21日 ヤブカンゾウ 花は朝開花して夕方には萎む一日花である。 八重咲きの花は雄しべの何本かが花弁化したもの。蕾をたくさんつけ次々と開花する。




11.09年07月18日 ヤブカンゾウ 花は雄しべの全部叉は一部が花びらのようになって八重咲きになるのが特徴。3倍体なので結実しない。花径9cmの固体。




12.14年07月18日 ヤブカンゾウ 花弁は13個あった。




13.11年08月03日 ヤブカンゾウ 長い雄しべが5個、短く白いものが6個ある。これらは参考文献では雄しべの弁花となっている。写真したは雌しべの弁花。




14.14年07月18日 ヤブカンゾウ 上の雄しべは14個あった個体。下は11個あった個体。下写真は、雄しべ葯は橙色で長さ7mmほどの固体。沢山の花粉をつけている。.IMG_4155




15.14年07月18日 ヤブカンゾウ 長い雄しべの花糸は橙路で、短い雄しべの花糸は白色無毛。




16.11年08月03日 ヤブカンゾウ 雌しべは34mmある。




17.14年07月18日 ヤブカンゾウ 雌しべの弁花?。




18.14年07月18日 ヤブカンゾウ 花弁を取り除いた後縦に切断してみたものです。A=雌しべの弁花?。B=雄しべ葯。C=雄しべ花糸。




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