ヤブマオ(藪苧麻) (イラクサ科)多年草 雌雄同株。
山野に普通に見られ、高さ1〜1.2mになる。茎は直立し分枝しない。
葉は対生し長さ10〜15cmの卵状長楕円形〜卵形でやや厚くてザラザラしている。
先端は尾状に尖る。
縁には粗い鋸歯があり、葉の先ほど粗くて大きな鋸歯になる。裏面には短毛が密生する。
普通茎の下部に雄花序をつける。雌花は球茎に集まり、果期にはこの集団がくっついて太くて長い穂を作る。
花期8〜10月。
日本全土。
01.11年08月26日 ヤブマオ 半陰の所に生育し、意外と本数は少ない。
02.11年08月26日 ヤブマオ 採取した固体。高さ1〜1.2mになる。茎は直立し分枝しない。根の長さに驚きました。根は自分の背丈よりも長い。上部に集まって葉をつける。
03.11年08月26日 ヤブマオ 茎は無毛で丸四角で辺がくぼんでいる。茎は半木質化しており非常に硬く芯に髄がある。
04.12年08月10日 メヤブマオ 葉は対生。挿入写真は葉腋部の小さい托葉。
05.11年08月26日 ヤブマオ 長さ10〜15cmの卵状長楕円形で、質はやや厚くてざらつく。
06.11年08月26日 ヤブマオ 葉の表裏側の両面に毛がある。
07.11年08月26日 ヤブマオ 葉の先は尾状に尖る。
08.11年08月26日 ヤブマオ 縁には粗い鋸歯があり,先端にいくほど大きくなる傾向にある。
09.11年08月26日 ヤブマオ はの基部は円形から切形。
10.11年08月26日 ヤブマオ 葉柄は葉の付け根付近では赤褐色をしており無毛です。
11.11年08月26日 ヤブマオ 葉腋から花軸が形成され、軸上に花が付く。雌雄同株で、雄花序は下方の葉腋につき、上方のものは雌花序である。雌花序が上に伸びているのが目立つ。
12.11年08月26日 ヤブマオ 雌花のアップ。
13.11年08月26日 ヤブマオ 穂状花序を横と縦に切断した断面。茶色の長いものは雌花が枯れて果実状。
14.13年08月30日 ヤブマオ 雌花大きい個体と、小さい個体。3mm程度です。子房に沢山の毛があります。花柱は曲がって、薄茶色のものは枯れたもののようです。花柱に毛があります。