能代市風の松原植物調査

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ヤマアワ(山粟) (イネ科) 多年草。

湿地、休耕田、河川敷、海岸、湿った草地に生える。
地下に長い根茎があり、稈 は高さ60〜170cm、硬く、直立して、群生することが多い。
葉はやや扁平で、長さ20〜50cm、幅5〜12mm、両面ともにざらつき、縁には細かな縁歯がある。
葉舌は長さ3〜8mmあってよく目立つ。
花序は直立し、長さ10〜30cm、花序枝は短く、密に多数の小穂をつけ、狭卵形または披針形、枝は半輪生でざらつく。
小穂は狭披針形で際立って細長く、長さ5〜8mm、1小花からなる。苞穎は線状披針形でほぼ同長で長さ6mm前後、淡緑色またはわずかに赤紫色を帯びる。
小花の基盤には白色の長毛が密生。長毛の長さは小花の2倍近くになる。護穎は薄膜質で、苞穎よりも明らかに短く、ごく短い芒がつく。



01.11年07月13日 ヤマアワ 群生して風にそよぐヤマアワは壮観です。




02.11年07月13日 ヤマアワ 採取したヤマアワは1m固体で、茎は直立のように見えますが、節で曲がり伸びています。葉は互生で、線形。




03.11年07月13日 ヤマアワ 根はたったこれだけですが引き抜こうにも引き抜けません。それだけ根に力があります。根は下と横にも這っている。




04.11年07月13日 ヤマアワ 葉鞘を取り謎いてみた茎と節部です。茎は無毛です。




05.11年07月13日 ヤマアワ 葉の表側に気孔帯のような白い点線模様がある。裏側脈に凹凸がある。




06.11年07月13日 ヤマアワ 葉の縁はザラザラ感があり手が切れる。




07.11年07月13日 ヤマアワ 葉の断面ですが上が表、下が裏側です。これはテープに貼って記録したものですが、縁のギザギザを強調したかったのですが、葉の裏面の凹凸が解る写真でした。葉はすぐに内側に丸く変形するためこのようにしました。




08.11年07月13日 ヤマアワ 葉鞘口部。葉耳無毛。




09.11年07月13日 ヤマアワ 葉舌は長さ3〜8mmあってよく目立つ。この固体は3脈に深裂している。




10.09年07月15日 ヤマアワ 花序は直立し、長さ10〜30cm、花序枝は短く、密に多数の小穂をつけ、狭卵形または披針形、枝は半輪生でざらつく。




11.11年07月13日 ヤマアワ 花序は直立し円錐形。




12.11年07月13日 ヤマアワ 小穂は狭披針形で際立って細長く、長さ5〜8mm、1小花からなる。苞穎は線状披針形でほぼ同長で長さ6mm前後、淡緑色またはわずかに赤紫色を帯びる。小花の基盤には白色の長毛が密生。長毛の長さは小花の2倍近くになる。護穎は薄膜質で、苞穎よりも明らかに短く、ごく短い芒がつく。





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